東京都練馬区が所有する練馬光が丘病院跡施設を活用した、区内初の医療と介護の複合施設である「光が丘医療福祉プラザ」がオープンした。
医療分野では慈誠会「光が丘病院」と訪問診療を行う「ねりま在宅診療所」が入る。光が丘病院は157床で、うち区内初の緩和ケア病床が16床、光が丘地域初の地域包括ケア病床が50床、認知症治療病床が43床、医療療養病床が48床となっている。
介護分野は特別養護老人ホームの慈誠会「光が丘介護医療院」、「光が丘福祉専門学校」、看護小規模多機能型居宅介護事業所「光が丘ライフプラザ」で構成されている。
光が丘介護医療院は医療ニーズが高いため、他施設では受け入れ困難な人などを積極的に受け入れる。定員は100人。光が丘福祉専門学校は介護福祉士を養成する専門学校で、昼間2年制。定員は1学年40人、合計80人。光が丘ライフプラザは定員29人で、10月から都内の看多機では初となる共生型障害福祉サービスを開始する。
建物は6階建て。1階に診療所と看多機、専門学校のほか、外来診察室や検査室、事務室など、2階に特養、3階に医療療養病床、4階に認知症治療病床、5階に地域包括ケア病床、6階に緩和ケア病床が入っている。
慈誠会を幹事事業者とする共同事業体であるJSKグループが運営する。プラザでは複合施設の特徴を活かすとともに、近接の練馬光が丘病院をはじめとする医療機関や介護事業所と連携し、入院から在宅生活に至るまで切れ目のない医療・介護サービスを提供することで、地域包括ケアシステムの一翼を担う。