〈【時不知すずめ】蟷螂の筆〉の記事一覧
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第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

 医療と介護2040でも特集している通り、現場のケアマネジャー不足が顕著なのである。
 
 旧知の介護事業者から、「足りないのは介護職じゃなくてケアマネですよ。このままだと、ケアプランを作れなくなるんじゃないですかね」と吐露されたのが半年ほど前。ただ、地域差もあるのか、厚生労働省の資料では数値で明確に裏付けられてはいない。
 
 厚労相の諮問機関「介護給付費分科会」に6月に出された資料では、居宅介護支援事業所におけるケアマネジャーの従事者数は2021(令和3)年に11万7000人。19年の11万8000人から1000人減っているが、20年からは変わっていない。厚労省は…

第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

第18回 少子化対策に透ける思惑、欠ける視点

 少子化対策がホットだ。合計特出生率は2021年には1.30と6年連続で低下した。2022年の出生数は80万人を割り込んだ。すわ一大事というわけだ。
 
 何を今ごろ言っているのかと思う。少子化の傾向は長らく変わっていない。対策に取り掛かるのが30年くらい遅いのである。
 
 しかも、政策のピントがずれている。対策の1丁目1番地は現金給付なのである。政策立案をする高齢の男性政治家に課題への共感がないからではないか、という指摘がある。
 
 子育ての孤独も、仕事と子育てを両立する苦しさも、貧困も、自分では経験したことがない人たちだからだ。
 
■伝統的家族観への回帰を期待?
 さて、児童手当の拡充である。現金を配りたがるのは、選挙を控えた政治家の常ではある。
 
 加えて、今回は伝統的家族観への郷愁も垣間見える。短時間労働や育児休業に現金給付を上乗せして…

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第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

第16回 マスクも同調圧力で外すのか

 降ってわいたようなマスク騒動だった。いや、そういう表現は不適切かもしれない。多くの人はもう、マスクに嫌気がさしていたのだろう。
 新型コロナウイルス対策のマスク着用が海外では緩和され、ノーマスクで歩く人がテレビで大写しになる。それなのに、日本では…

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第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

第15回 コロナ禍の「ときどき入院、ほぼ在宅」

 新型コロナウイルス報道で、高齢者施設の感染がしばしば取り上げられる。だが、そもそも「高齢者施設」が日頃、どんな課題を抱えていたのか、ほとんど知られていなかったんだなぁ、と思い至った。
■施設での医療と介護
 社内で話していても、病院と施設の区別がつかない人が少なくない。医療と介護の…

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第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

第14回 コロナワクチンと治療薬の新聞報道って

 新型コロナの話になると、全国紙もテレビも冷静さを欠いている(もちろん弊社もだ)。例えば全国紙の場合、平時だったら、1メーカー発のワクチンや薬のニュースがこんなに大きく取り上げられることはない。
■紙面にあふれる企業名
 記者は通常、全体のバランスを考えて、1社の情報だけで記事を作らないからだ。経済面や企業面ならまだしも…

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第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

第12回 感染者数と人流とワクチン接種率

 新型コロナウイルスの新規感染者が急激に減っている。どうしてこんなに急激に減るのだろう。
■数値に見る現実
 厚生労働省の専門家会合「アドバイザリーボード」が解説している。そもそも第5波の急激な感染者増は、デルタ株の到来に加えて、屋外での人の活動が活発になったこと。その要因は…

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第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

第11回 日本のワクチン接種が出遅れた事情

 パンデミックの際に、ワクチンを緊急承認すべきだ、との声が上がっている。例えば米国が承認したワクチンは、日本でも審査なしで使えるようにしたらよい、というのだ。そうすれば……
【筆者紹介】時不知すずめ(ときふち・すずめ) 医療や介護について取材する全国紙記者

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第19回 公式見解と現場感覚が乖離するケアマネ不足

第10回 公平性の亡霊~新型コロナワクチン予約の混乱から

 新型コロナウイルスの高齢者へのワクチン接種をめぐり、各地で混乱が生じた。この国は、ほとんど病的と言っていいほど「公平性」に縛られている。それが混乱を招いた原因ではないかと思う。
■全都道府県に薄く広く
 ワクチンの接種予約が自治体に殺到したことを、河野太郎行政改革担当相は5月半ば、民放の番組で陳謝し……
【筆者紹介】時不知すずめ(ときふち・すずめ) 医療や介護について取材する全国紙記者

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