「カイポケモバイル」が3万台突破 SMS

2023年 3月 3日

 エス・エム・エスは3月2日、介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」の会員を対象としたスマートフォンレンタルサービス「カイポケモバイル」の利用台数が、提供開始から 3万台を突破したと発表した。

 サービス拡大の背景として、特定事業所加算や緊急時訪問看護加算の取得に向けた動きが挙げられる。

 訪問介護では利用者情報の伝達、訪問介護員からの報告が要件とされる特定事業所加算があり、訪問看護では緊急時の連絡や訪問依頼に対応する体制を構築していることが評価される緊急時訪問看護加算がある。

 これらの加算は業務用モバイル端末を活用することで取得が容易になる。このため、カイポケモバイルの利用台数の伸び率も訪問介護・訪問看護が高く、訪問介護が前年比で1.3倍、訪問看護は1.5倍になったという。

 また、カイポケモバイルなら事業者の情報管理対策がされていない端末でのBYOD禁止の対応が可能となる点も、利用台数増の一因となっている。

 同社はICTを活用した40以上のサービス・機能を通じて、介護事業者の経営・業務の効率化や働き方改革をサポートするカイポケを2006年から展開している。

 カイポケのオプションサービスの1つとして、18年2月から介護業界初のスマートフォンレンタルサービスであるカイポケモバイルの提供を開始した。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

医療と介護の複合施設が東京・練馬区にオープン🆕

 東京都練馬区が所有する練馬光が丘病院跡施設を活用した、区内初の医療と介護の複合施設である「光が丘医療福祉プラザ」がオープンした。  医療分野では慈誠会「光が丘病院」と訪問診療を行う「ねりま在宅診療所」が入る。光が丘病院は157床で、うち区内初の緩和ケア病床が16床、光が丘地域初の地域包括ケア病床が50床、認知症治療病床が43床、医療療養病床が48床となっている。  介護分野は特別養護老人ホームの慈誠会「光が丘介護医療院」、「光が丘福祉専門学校」、看護小規模多機能型居宅介護事業所「光が丘ライフプラザ」で構成されている。...

NTTが上越市の介護事業所で56%の業務効率化を実証🆕

 上越5e協議会と丸互(新潟県上越市)、NTT東日本は、2024年8月から25年3月まで上越市の複数の介護事業所で「tsuzumi」を活用した業務効率化を目的とする実証事業を行い、業務効率を56%向上させることに成功した。  tsuzumiはNTTが開発した、軽量でありながら世界トップレベルの日本語処理性能を持つ大規模言語モデル(LLM)。同グループでは、これを使った商用サービスを24年3月に開始した。...

遠隔リハビリ実現へ 上肢・肩甲骨運動データ公開🆕

 NEDOが進める「人工知能活用による革新的リモート技術開発事業」で、産業技術総合研究所(産総研)と京都大学、東京大学、セイコーエプソン、エブリハは、遠隔でリハビリテーションができる社会の実現に向けて、上肢・肩甲骨運動に特化した世界初のオープンデータセットを公開した。  同事業では、リハビリ利用者がリハビリやトレーニングを継続する上で直面するさまざまな課題に着目し、各リハビリプロセスを遠隔で実現するリモート技術基盤のプロトタイプの開発を進めてきた。...

耳を塞がない「軟骨伝導ヘッドセット」を発売

 サイエンスアーツ(東京都渋谷区)はオーディオテクニカ(東京都町田市)と共同開発した、耳を塞がない軟骨伝導ヘッドセット「Buddycom Open(バディコムオープン)」の販売を開始した。
 
 介護・医療・小売業界向けに設計され、現場でのスタッフ間の連携を強化しながら、周囲の音をしっかりと聞き取れるのが特長。
 
 従来のインカムイヤホンは耳を塞ぐため、入居者の小さな声や異変を聞き取りにくくなるという課題があった。また、有線イヤホンは業務中に引っかかるリスクがあり、現場での動きやすさを妨げる要因となっていた。
 
 Buddycom Openは、オーディオテクニカと連携し、快適な装着感と優れた音質を両立した。耳を塞がない構造により、入居者の声やナースコール、緊急アナウンスを聞き逃さずに…

介護記録とセンサー情報を統合するソフトが連携

 カナミックネットワーク(東京都渋谷区)の介護記録ソフト「カナミッククラウドサービス」と、トライト(東京都品川区)のグループ会社であるbright vie(愛知県名古屋市、ブライト・ヴィー)のさまざまなバイタル・見守りセンサーのデータを取得・分析する「ケアデータコネクト」が連携した。
 
 介護施設では業務効率化の取り組みの一環として、バイタル・見守りセンサーなどさまざまなセンサー群が使われている。
 
 しかし、IoT機器を複数利用することにより、どの情報を確認すればいいのかわからないという問題や、センサー情報の確認をした上でケアを行う際に記録に手間がかかるなど…

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(4月21-27日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS