子ども・若者ケアラー支援に着手 神戸市

2021年 5月 11日

 神戸市は子ども・若者ケアラー支援の取り組みを進めている。相談・支援窓口の設置や関係者への理解促進などを行うほか、「孤独」や「孤立」という切り口から、必要な支援策を検討する仕組みづくりにも着手する。

 ヤングケアラーが、家事や家族の世話などを行っている18歳未満の子どもを表すのに対し、同市では20代も対象とする必要性を認識したことから、20代も含め子ども・若者ケアラーと呼ぶことにした。

 その背景には2019年10月、市内の当時21歳の女性が、同居していた90歳の祖母の介護と自分の仕事の両立に疲れ、祖母を殺害してしまう事件が起きたことがある。20年9月の裁判では「強く非難できない」として、懲役3年、執行猶予5年の判決が下されている。

 これを受け、同市は20年11月、子ども・若者ケアラー支援に向けたプロジェクトチームを発足させ、具体的な施策検討を行った。

 プロジェクトチームでは、まず市内76カ所の地域包括支援センター(あんしんすこやかセンター)をはじめとした市内の関係者に対し、子ども・若者ケアラーについて把握している実態や、関係者として行政に求める取り組み、支援の際、課題になると想定される事項などのヒアリングを行った。

 同チームの検討を経て、市では今年度から新たに「こども・若者ケアラー支援担当課長」の配置に加え、専任の相談員を配した相談・支援の窓口を設置することを決めた。また、学校・福祉・児童の関係者に対する研修など、こども・若者ケアラーへの理解促進を図る取り組みや、当事者同士の交流・情報交換の場づくりも行うことにした。

 さらに、今年度に新設した「こども未来担当局長」の所管事務に、子育て、福祉・健康、教育などの施策を進める際、孤独や孤立という切り口から必要な支援策を検討できる仕組みを設けることも進めている。

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 介護保険制度の持続可能性確保のためにその基準を拡大し、2割・3割負担となる層を広げるかどうか。
 
 具体的には、「一定以上所得(2割負担)」の下限を260万円~230万円の範囲で引き下げる案が示され、長く議論されてきたが、決着には至らなかった。「現役並み所得」の判断基準は「引き続き検討を行う」と、期限も示されなかった。
 
 そのほか、軽度者への生活援助サービスを給付から切り離して総合事業に移行する案も結論は出ず、「引き続き包括的に検討する」となった。

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 「拡大すべきでない」論者の意見は、
 
 ・医療ではOTC類似薬への新たな負担など、高齢者の負担増が確実。介護でも負担増は避けるべき
 
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 などがある。持続可能性を高めるには被保険者の範囲や公費負担も見直すべき、との意見もあった。

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 これらは「次期計画に向けて得ることが適当」「第10期計画の開始までに出すのが適当」「引き続き検討」とされた。次期計画とは現在の第9期(2024-26年度)、第10期は27-29年度である。
 
 「一定以上所得の判断基準」は「次期計画に向けて」だったが、まだ決着していない。2割負担の拡大、すなわち適用される所得の引き下げにつながることから、反対意見が根強かった。現行制度では、2割負担となる所得基準は年280万円以上だ。これをどこまで引き下げるか。年260万円~230万円の範囲が提案されている。
 
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