東京大学発の医療AIスタートアップ Meduranceは看護・介護施設向けの記録DXツール「RABBIT」の精度チェックを終え提供を開始した。
RABBITは看護師向けの音声記録サービス。従来の音声認識では医療系の専門用語の聞き取りが悪く、記録に使うには難があった。
同社は最新のAIを活用するとともに、大規模な医療用語の音声データを追加で学習させることで、認識精度向上に成功した。
RABBITが削減するのは記録時間だけではなく、ミスや記録忘れも削減する。
本来、看護の直後に記録をすることが理想だが、それを体現しているステーションは多くない。その理由は、次の看護が押していて記録をする暇がないからで、その結果、残業して記録することになり、記憶が薄れ、労力もミスも増えからだ。
RABBITは看護直後の30秒で記録をサポートすることにより、質の高さとスピードを同時にかなえることができる。また、使えば使うほど精度が上がり、医療者に馴染んでいくAIサービスだという。