在宅医療専用スケジュール管理ソフトを発表

2020年 4月 7日

 diffeasy(ディフィージー、福岡市)は47日、在宅医療専用スケジュール管理ソフト「CrossLog(クロスログ)」を発表した。同社サービスページ(​https://crosslog.life/)にアクセスすることで、3カ月間無料で試用できる。

 これまで紙やExcelでスケジュール管理していたものが、クロスログの訪問診療カレンダーなら、1つのツールで管理できる。医師の予定や患者のデイサービスなどの予定を、システムで自動チェックすることにより、チェック時間を削減する。

 作成したスケジュールを、患者や医療機関などに向け分割作業して印刷していたカレンダーも、クロスログの画面からさまざまな形式でExcelによりダウンロードできる。これにより、従来手作業で行っていた作業が減少する。Excelでのダウンロードなので、任意の修正が可能だ。

 さらに、グーグルマップと連携し、患者宅の地点を登録することで、一日の移動スケジュールや経路が一目瞭然になる。次の移動までの移動時間が実際のスケジュールと合わない場合、アラートを出すので、無駄のない時間管理が行える。

 訪問診療や訪問歯科、訪問看護、訪問薬局などの在宅医療業界では、スケジュール作成に労力と時間を要することが課題の1つとなっている。

 同社ではクロスログを通してこの課題を解決し、医療従事者が1人でも多くの患者と接する時間を増やすことを目指す。

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据置式手すり新製品を10月発売 マツ六

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 立ち上がり動作を考えた「高さ」と「低さ」とし、膝立ち位・端坐位からの立ち上がりに使いやすい高さ(最低55cm)から、立位の補助に使いやすい高さ(最高85cm)までをカバーした。
 
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