全国で自立支援特化型のデイサービスを運営するポラリス(兵庫県宝塚市)とパナソニックは、10月1日から要介護高齢者向けに、リーガロイヤルホテル(大阪)で、IoT・AI技術を活用した短期滞在型の自立支援サービスを開始する。
両社は2018年2月から自立支援介護プラットフォームの共同開発を行ってきたが、今回、ウェアラブル機器やモバイル端末を使い、直接対面をしなくても、リモート環境で高齢者の状態を把握できるリモートアセスメントシステムを共同開発した。
同システムは、高齢者の状態を定量的かつ迅速にリモートでも収集ができるため、自立支援介護の高位平準化を可能にする。ポラリスのデイサービス事業拠点で検証を行い、直接対面なしで、リハビリプランを策定するためのアセスメント・予後予測を遠隔で実現できることを確認した。
このサービスでは、リゾート地などに短期滞在しリラックスしながら、1人ひとりに最適な健康管理やケアプランに合わせたリハビリを行うことができる。また、コロナ禍などで自宅に閉じこもりがちな高齢者の廃用症候群を改善することも可能になり、社会保障費削減への貢献も期待できる。