排泄臭による高齢者の体調予測研究を開始 aba

2021年 3月 16日

 医療・介護・福祉分野を対象としたロボティクス技術の研究開発を行っているaba(千葉県船橋市)は、高齢者の排泄臭気の分析と、それによる体調予期の研究開発を開始した。

 高齢者の排泄臭気から体調を予期し、疾病や感染症の早期発見を実現することを目指す。

排泄ケアシステム「Helppad」

   排泄ケアシステム「Helppad」

 介護施設利用者の排泄臭気の回収・分析を通して、尿や便に含まれる高齢者特有の臭気成分を特定し、排泄センサーの新規開発やアプリケーションサービスの新機能開発にも取り組む。

 同社の排泄ケアシステム「Helppad(ヘルプパッド)」は、3大介護の1つである排泄介助の業務負担軽減や、介護施設利用者へのケアサービス品質向上を目的として、パラマウントベッド(東京都江東区)と共同開発した。

 介護機器を身体に装着することなく、ベッドに敷くだけで排泄を検知でき、蓄積されたデータを利活用して排泄パターン表を自動作成する機能も備えている。

 なお、今回の研究は花王感覚科学研究所の協力を得て行っている。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

新たなリハビリマットの体験評価で実証実験🆕

 ユカリア(東京都千代田区)とボディメトリクスジャパン(東京都新宿区)は、前橋市の善衆会病院で、ボディメトリクスジャパンのトレーニング・リハビリマット「メトリクスフォーム」を使ったリハビリテーションツールの体験評価に関する実証実験を行う。  高齢化社会の進展に伴い、膝関節全置換術(TKA)や股関節全置換術(THA)を受ける患者が増加している。これらの手術後のリハビリテーションは患者のQOL向上に不可欠だが、従来のリハビリテーションツールでは個々の患者の状態に最適化されたサポートが難しいという課題があった。...

サルコペニア予防へNMNと運動の影響を研究

 三菱商事ライフサイエンスは東京都健康長寿医療センター研究所・自立促進と精神保健研究チームと、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)摂取と運動が筋肉に及ぼす影響について共同研究を開始する。  筋肉量が減少している高齢者を対象に、主にNMNの成分摂取と運動が骨格筋の量と機能に及ぼす影響に関する検証と、加齢により変動する遺伝子の解析、睡眠・認知機能など老化に伴うQOL低下も含めた探索的な調査を実施する予定だ。...

車いす利用者の立ち上がり歩行支援機器を開発

 医療用品メーカーのダイヤ工業(岡山市)と有料老人ホーム事業などを全国展開するはれコーポレーション(同)は、車いすを必要とする要介護者が立ち上がって歩行できる「自立支援型サポートギア」の開発を行い、はれコーポレーションが運営する介護施設に導入する。
 
 自立支援型サポートギアは背中のコントローラーが入ったバッグと脚部につける人工筋肉で構成されている。コントローラーは重さが2kgで、介護者が持つ無線スイッチからの入力信号をバッグ内で読み取り…

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(4月29日-5月5日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS