自治体向けに「オンライン受診相談サービス」🆕

2024年 10月 7日

 KDDIとファストドクターは、KDDIが運営する「スマホdeドック」の付加サービスとして、自治体・企業・健康保険組合向けに「オンライン受診相談サービス」を提供することになり、導入する自治体の第1弾として、香川県高松市で10月1日からサービスを開始した。

 スマホdeドックは血液検査セットとウエブサービスを組み合わせ、自宅にいながら一般的な健康診断と同等の検査が行えるサービス。検査結果で「C/D」判定を受けた人を対象に、KDDIからオンライン受診相談の案内メールを送信する。

 受け取った人は、LINEアプリでファストドクターの提携医療機関の医師によるオンライン受診の相談日を予約し、問診に回答する。

 治療が必要な人には医療機関への受診の必要性を説明し、対面診療やオンライン診療を案内する。その後、診療情報提供書の発行や受診確認などのフォローアップを実施する。

 経過観察の人には保健師による生活指導を実施。医療機関への受診状況や保健指導内容などの結果レポートを自治体などに提供する。

 高松市では40歳以上の人が対象となる特定健康診査で、若年層で特に受診率が低いことから、対象年齢に達する前から受診習慣を促し、健康意識の向上を図ることを目的に、35~39歳を対象にオンライン受診相談サービスの導入を決定した。

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Chatwork活用による医師らの負担軽減を確認🆕

 kubell(東京都港区)は武蔵台病院(埼玉県日高市)と共同で「DXによる医師および医療従事者の負担軽減とその効果に関する調査」を行い、ビジネスチャット「Chatwork(チャットワーク)」などのICTツールを活用することで、医師・医療従事者の負担が軽減することを確認した。
 
 生産性向上により入院患者のケアや見守りの時間が増加したことで、医療の品質が向上したことも明らかになった。
 
 同病院では2020年4月から全職員300人がチャットワークを利用しており、22年11月に医療・看護体制の見直しに際し、チャットワークの利用方法をアップデートし、申し送りなど日々の業務連絡への本格活用を開始した。調査は同年10月から24年9月末まで実施した。
 
 まず、以前は医師や看護師、その他スタッフ間での情報共有や勤務交代時の申し送りなどを口頭や電話、紙で行っていたのに対し、院内の主な連絡手段をチャットワークに変更した。
 
 これにより、回復期病棟を担当する医師4人の22年10月と24年5月の1日当たり平均比較で、医師1人当たりのPHS平均着信回数が31.5回/日から5回/日となり…

がん服薬アドヒアランスの評価で共同研究

 がん研究会有明病院(東京都江東区)とスズケンの子会社コラボプレイスは、同社が開発した服薬管理システム「CubixxDT(キュービックスDT)」を使い、服薬アドヒアランスの評価を行う共同研究を開始した。  服薬アドヒアランスとは、患者が医療従事者の指示や治療計画に基づき治療を受けること。特に薬物治療でアドヒアランスが低い場合、治療効果が十分に得られない可能性がある。  キュービックスDTは、治療薬を充填する専用服薬パックと、データをサーバーに自動送信する専用通信機器で構成されている。...

小児用歩行トレーニングロボ開発 AssistMotion

 信州大学発のベンチャーであるAssistMotion(長野県上田市)は、身長90㎝から着用可能な小児用歩行トレーニングロボット「curara(クララ)」を長野県立こども病院と共同開発した。
 
 同社はリハビリ用歩行トレーニングロボットcuraraの事業を展開している。今回、同病院とともに、脳性まひなどの子どもが使用する小型軽量なcuraraを開発した。
 
 小児は成長により体格の変化が大きいため、Sサイズ(身長115cm~)とSSサイズ(身長90cm~)の2つのサイズを…

据置式手すり新製品を10月発売 マツ六

 据置式手すり「たよレール」シリーズを展開するマツ六(大阪市天王寺区)は、新製品「たよレールUPDATE(アップデート)」を10月に発売する。
 
 立ち上がり動作を考えた「高さ」と「低さ」とし、膝立ち位・端坐位からの立ち上がりに使いやすい高さ(最低55cm)から、立位の補助に使いやすい高さ(最高85cm)までをカバーした。
 
 握っても押上げてもいいように、手すり上段の断面は丸みをおびた逆三角形とした。手すり棒をぎゅっと握ることも…

医療処置が必要な人の大分県内での旅行が容易に

羅漢(福岡県糸島市)が運営する介護職・看護師が付き添い、旅行や外出をする民間救急らかんと、別府・大分バリアフリーツアーセンター(大分県別府市)が業務提携した。らかんと地域の異業種連携は、佐賀県嬉野バリアフリーツアーセンターに次いで2例目となる。 らかんは酸素・吸引・点滴などの医療処置が必要な人にも、介護職・看護師が付き添うことで、安心・安全に旅行ができる「むにたび」を提供している。...

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