介護有資格者のスポット雇用で連携

2022年 9月 8日

 

 介護施設向けに「夜間オンコール代行サービス」を提供するドクターメイト(東京都中央区)は、有資格介護職が空いた時間を活用し、スポットですぐに働けるサービス「カイスケ」を運営するカイテク(東京都港区)と業務提携した。

 新型コロナの第7波の施設内クラスターなどにより、臨時に介護スタッフが不足した介護施設の不安解消が目的。

 ドクターメイトが提供する医療相談サービスと夜間オンコール代行サービスを契約している高齢者介護施設は、ウエブ上で介護有資格者のオンデマンド雇用(スポット雇用)ができるカイスケの活用までできる。

 スポット雇用を希望する介護施設がドクターメイトに連絡すると、ドクターメイトが介護施設に希望人員数などの希望要件をヒアリングする。

 介護施設からヒアリングした希望要件を、ドクターメイトとカイテクが共有。カイテクはカイスケに登録する看護・介護ワーカーに情報を伝える。マッチングが成立次第、最短当日で介護施設へ看護・介護ワーカーが駆け付ける。

 特長は介護施設の職員がドクターメイトへ連絡するだけで依頼できること。また、ドクターメイトは介護施設と普段から関わっているため、希望する人材要件を正しくヒアリングでき、状況にマッチした看護・介護ワーカーを要請できる。

 さらに、カイテクに登録する看護・介護ワーカーにも、施設の状況詳細や求める人材要件を伝えることができる。

 カイスケに登録する看護・介護ワーカーにとっても、施設の状況や要件が詳細に確認できるため、ミスマッチを防止しつつスピーディーなマッチングが行える。

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 近年、入院期間短縮が促進され、医療機関以外の場所への訪問看護サービス需要が増大している。訪問看護の報酬は介護保険か医療保険から給付され(下図)、要介護・要支援認定者は介護保険が優先する。
 
 要介護・要支援認定者が医療保険で訪問看護サービスを受けるには、特定の病気・状態(末期がんや人工呼吸器使用など)に該当し主治医の指示が必要だ。

機内で座位姿勢を支えるベルトを共同開発

 ダイヤ工業(岡山市)と日本航空は、座位保持が困難な人や補助を必要とする人の座位姿勢をサポートするサポートベルトを共同開発し、運用を開始した。体幹を保つことができない人でも、この製品を装着することで座位姿勢を固定でき、空の旅を快適に過ごすことができる。
 
 座席のシートベルトを着用した状態で、上半身を座席に固定する。特に、身体が不自由な人や病気・ケガなどの理由により座位を保つことが困難で、補助が必要な人を対象としている。
 
 「ベストタイプ」と「ベルトタイプ」の2種類あり、体の状態に合わせて利用する。ベストタイプはベストのように着用し、前面(胸側)にあるバックルを締める。ベルトを座席の後ろで交差させた後、前面で面ファスナーを留める。腕を通すことが難しい場合には、左右別々にして、片方ずつ着用することもできる。

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