出入国在留管理庁は3月27日、2019年末現在の在留外国人数を発表した。介護福祉士の資格を持つ在留外国人数は592人で、前年末に比べ3.2倍となった。就労が認められる在留資格に「介護」が加えられた17年末は18人だったから、着実に増えている。
介護福祉士の総数は6万6099人(2018年9月末の登録者数、厚生労働省)である。制度が始まって日が浅く、介護福祉士登録者数に占める外国人介護福祉士の割合は、まだ1%に満たない。
一方、経済連携協定(EPA)に基づきインドネシア・フィリピン・ベトナムから受け入れている介護福祉士候補者の数は、2015年度の484人から17年度は751人、19年度は840人(見込み)と年々増加している。これら3カ国の国家試験受験者数・合格者数も増加傾向にある。