総務省が9月19日の敬老の日を前に公表した高齢者人口に関する統計によると、15日現在、高齢者人口は前年に比べ6万人増加し、3627万人と過去最多となった。
総人口に占める割合も同0.3ポイント上昇して29.1%と過去最高。日本の高齢者人口の割合は、世界最高となっている。
男女別にみると、男性は1574万人(男性人口の26.0%)、女性は2053万人(女性人口の32.0%)と、女性が男性より479万人多くなっている。
高齢者のうち、70歳以上人口は2872万人(総人口の23.0%)で、前年に比べ39万人増、75歳以上人口は1937万人(同15.5%)で同72万人増、80歳以上人口は1235万人(同9.9%)で同41万人増となった。
75歳以上人口が総人口に占める割合が、初めて15%を超えたが、これは、「団塊の世代」(1947~49年生まれ)が2022年から75歳を迎え始めたことによる。
総人口に占める高齢者人口の割合は、1950年以降一貫して上昇している。社会保障・人口問題研究所の推計によると、第2次ベビーブーム期(1971~74年)に生まれた世代が65歳以上となる2040年には、35.3%になると見込まれている。