厚生労働省が3月2日に公表した被保護者調査によると、2021年の生活保護申請数は全国で23万5063件となり、20年に比べ1万1431件(5.1%)増えた。新型コロナの感染拡大により、2年続けて前年を上回った。
申請件数は4月を除いてプラスとなっており、特に6月(13.3%増)、8月(10.0%)、11月(10.6%)は前年に比べ2桁増の高い伸びとなっている。
また、21年に生活保護の利用を始めた世帯は20万6934世帯で、20年に比べ8376世帯(4.2%)増えた。4、5、10月を除き、前年の水準を上回った。
一方、生活保護の受給者数は21年12月時点で204万211人、前年同月に比べ1万182人(0.5%)減ったものの、世帯数は164万4884世帯で、同6760世帯(0.4%)増加している。