厚生労働省は1月21日、昨年の自殺者数は2万830人(速報値)で前年に比べ251人少なく、2年ぶりに減少したことを公表した。男女別では、男性が1万3815人で同240人少なく、女性は7015人で同11人減った。
人口10万人あたりの自殺者数である自殺死亡率は全国で16.5。都道府県別では山梨が最も高く23.7、次いで青森の23.6、新潟の21.2の順だった。一方、最も低いのは神奈川の12.8で、石川の13.2、京都の14.5と続いた。
自殺者数は新型コロナの影響により、一昨年は2万1081人(確定値)で、リーマンショック以来、11年ぶりに増加していた。