厚生労働省は10月22日、大臣折衝を踏まえ2022年度の診療報酬改定で、診療報酬の改定率をプラス0.43%とすることが決定したと発表した。
薬価はマイナス1.35%、材料価格はマイナス0.02%となるため、全体としては0.94%の引き下げとなる。
診療報酬の内訳では、看護の処遇改善でプラス0.20%、反復利用できるリフィル処方箋の推進でマイナス0.10%、不妊治療の保険適用でプラス0.20%、小児の感染防止対策の期限終了分でマイナス0.10%となる。
これらを除いた改定分はプラス0.23%となり、医科が0.26%、歯科は0.29%、調剤は0.08%のいずれもプラスとなっている。
一方、薬価のマイナス1.35%の内訳は、実勢価格改定でマイナス1.44%、不妊治療の保険適用でプラス0.09%となった。