厚生労働省は9月27日、新型コロナウイルスの治療薬として、英製薬大手グラクソ・スミスクラインの「ソトロビマブ(製品名:ゼビュディ点滴静注液500mg)」を特例承認した。
重症化のリスクが高い軽・中等症の入院患者が対象で、軽症者にも使える薬は抗体カクテル療法の「ロナプリーブ」に続き2つ目となる。
ロナプリーブ同様、中和抗体を使うが、ロナプリーブが2種類の抗体を使うのに対し、ソトロビマブは1種類のみ使用する。
小児は対象としておらず、妊婦または妊娠の可能性がある女性には、使用の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。