クラスターでも介護サービス維持 町田市で協定

2020年 10月 6日

 東京都町田市と町田市介護人材開発センターは、市内の特別養護老人ホーム・老人保健施設の運営法人19法人それぞれと、「町田市介護サービス事業所人材連携に関する協定」を締結した。

 市内の介護サービス事業所で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した場合でも、介護サービス提供体制を維持することが目的。新型コロナの感染症が発生し、介護にあたる職員が不足した場合、協定を締結した法人から応援職員を派遣する。

 その際、可能な限り近隣の法人から応援職員を派遣する。市とセンターは応援職員を円滑に派遣できるよう調整を行う。協定期間は10月1日から来年3月31日まで。

 町田市介護人材開発センターは2011年に設立した法人で、市内の介護を担う人材の確保や介護施設で働く職員への研修、育成、就労継続支援、介護人材バンク事業を行っている。また、家族の介護をしている人への講座や、介護分野の仕事に関心のある人に向けた就職相談会を開催している。

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