厚生労働省が9月21日に公表した2021年度の介護給付費統計によると、介護給付費と自己負担を合わせた介護費用の総額が11兆291億円となり、過去最多を更新した。前年度に比べ2508億円増加した。
受給者数も前年度に比べ16万3000人増え638万2000人で過去最多となった。このうち、介護予防サービスの受給者数は114万4000人、介護サービスの受給者数は546万9000人で、それぞれ前年度に比べ4万5000人、14万1000人増えた。
ただ、22年4月時点のサービス受給者1人当たりの費用額は17万2800円で、前年同月と比べ2100円減った。
サービス種類別の1人当たり費用額は、介護予防サービスが2万7800円、介護サービスは19万9600円。それぞれ前年度に比べ600円、2200円減少している。