総務省が発表した2021年10月1日時点の人口推計によると、外国人も含めた日本の総人口は1億2550万2000人で、前年に比べ64万4000人(0.51%)の減少となった。
減少幅は比較可能な1950年以降、過去最大。新型コロナによる外国人の入国制限が響いた。
日本人の人口は1億2278万人で前年に比べ61万8000人(0.50%)減となり、10年連続で減少幅が拡大している。
生産年齢人口である15~64歳未満の割合は59.4%で、比較可能な1950年以降、過去最低となった。社会保障や経済成長の支えての不足が深刻になっていることを示している。
都道府県別に見ると、東京都が26年ぶりに減少となっており、埼玉県・千葉県・神奈川県・福岡県とともに、前年の増加から減少に転じた。
人口減少率が前年に比べ拡大したのは33道府県で、中でも大阪府が最も拡大した。一方、 沖縄県だけが人口増となったが、それでも人口増加率は前年に比べ減少している。