〈医療と介護2040 管理者01〉の記事一覧
データを活用し介護業務支援 働き方変えてケアの質向上〔コニカミノルタ〕

データを活用し介護業務支援 働き方変えてケアの質向上〔コニカミノルタ〕

 国が後押しする介護ロボットのうち、最も普及が進んでいるのが見守り機器である。コニカミノルタの「HitomeQ ケアサポート」は見守るだけでなく、データを活用して介護業務を支援する。介護職の効率的な働き方を実現し、ケアの質の向上に貢献している。
■新ブランド「HitomeQ」立ち上げ
 同社は昨年10月、新たなブランド「HitomeQ(ひとめく)」を立ち上げ、それまで展開してきた見守り機器事業を、介護施設の業務全般を支援する事業へと進化させた。この言葉には「一人ひとりを想い、考え、ひらめくという思いが込められている」とQOLソリューション事業部事業戦略部企画グループの斉藤朋之グループリーダーは話す。HitomeQにはケアサポートシステムのほか、同システムを使いこなすための「ケアディレクター」や「ケアルーペ」などのサービスやツールが設けられている。
 ケアサポートシステムは行動分析センサーとケアコール(ナースコール)スイッチ、Wi-Fiのアクセスポイント、システム管理サーバーで構成される。各室の天井に取り付けるセンサーは……

新型コロナ診療報酬の経過措置を承認 中医協

新型コロナ診療報酬の経過措置を承認 中医協

 中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)は9月16日、第466回総会と診療報酬基本問題小委員会を開催した。総会では8月19日の第464回総会で、承認が得られずに会長預かりとなっていた新型コロナ感染症に関する診療報酬上の経過措置について、小塩隆士会長(一橋大学教授)が承認したと報告した。
 経過措置については来年3月31日まで、今年3月31日時点で届け出ていた区分を……

第2回 間違えないために必要な“考え方”とは(下)

第2回 間違えないために必要な“考え方”とは(下)

 さてここまでくると、前回の冒頭に紹介したハンス・ロスリングやスティーブン・ピンカーたちと同じ問題意識になってくるのである。
■脳の原始的な機能は現代ではバグと化す
 ハンス・ロスリングは、人はなぜ間違えるのか、人はなぜ事実とは完全に異なる「ドラマチックな世界の見方」に溺れるのかという問いに対して、最初は、知識のアップデートが足りないからであると考えたようである。しかしそれはどうも違うと思い、悪徳メディアやプロパガンダやフェイクニュースが原因ではないかと考えていくようになる。だが、そうした考えは間違いであることに気付いていく。そしてたどり着いた先は、「脳の機能」にあるというものであった。
 ハンス・ロスリングよりも前に、人間の本能の問題を考えていったのが、スティーブン・ピンカーである。彼の考えは、次の一言に……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

第2回 間違えないために必要な“考え方”とは(下)

第2回 間違えないために必要な“考え方”とは(上)

 このコーナーのタイトルは、「そろそろ社会保障のこと、まじめに考えたらどうだ。。。」である。連載の2回目には、「まじめに考える」ということはどういうことなのか? について書いてみようかと思う。
■なぜ人は年金に関して誤った信念を抱くのか
 しばしば、次のような話をする。
 日本ではもちろん、世界中で大ベストセラーとなっている『ファクトフルネス』の著者ハンス・ロスリングは公衆衛生を専門とする医師、そして、マイクロソフトのビル・ゲイツに「世界は良くなり続けている。たとえ、いつもはそんなふうに思えないとしても。…大局的な視点から世界の姿を我々に見せてくれる」と評さていた『21世紀の啓蒙』の著者スティーブン・ピンカーは言語能力の獲得過程を研究してきた言語学者・心理学者、それから、『ちょっと気になる社会保障』などの著者である私(笑)は経済学者――おそれながら、彼らにはある種の共通点がある。さて、それは何?
 それは、彼らの論には認知とか本能という言葉が何度もでてくることである。
 私は、2004年に行われた年金改革の大騒動の頃から、いいかげんな年金論を言う論者達に、それ間違えているよっと諭(さと)す、年金誤解を解く請負人、鬼退治をする桃太郎侍のような役回りにさせられていた。あれからもうすぐ20年近くなるのであるが……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

国内の100歳以上高齢者 初めて8万人超える

 国内の100歳以上の高齢者数は、「老人の日」の9月15日時点では8万450人となり、初めて8万人を超えたことが厚生労働省の調べで分かった。女性は7万975人で、全体の約88%を占めている。
 100歳以上の高齢者の数は、老人福祉法が制定された1963年に全国で153人だったが、81年に1000人を超え、99年に……

病院が憩いの拠点開設 医療を身近に感じる場に

 まちだ丘の上病院(東京都町田市)は地域支援事業として、「ヨリドコ小野路宿」プロジェクトを始動する。それに先駆け、10月にコミュニティスペースを併設した訪問看護リハビリステーション「ヨリドコ」を開設する。...

豊島区全体でコロナに対応 としま在宅感染対策チームが発足(下)

豊島区全体でコロナに対応 としま在宅感染対策チームが発足(下)

■もともと多職種連携が進んでいた
 村崎保健師はTITについて「新型コロナというテーマで、職種も所属も関係なくいろんな立場から参加して議論しあえる場が、短期間で作れたのはすごい。こういうものが1つできると、次の課題についても、同じようにやればいいという感覚が皆に身についていくと思う」と評価する。
 TITには多様な職種が参加しているが、その背景には、この地域でもともと多職種連携が進んでいたことがある、と土屋医師は指摘する。豊島区には基幹病院が1つしかなく、小規模な病院と開業医が多い。また、規模の大きな在宅専門の診療所が少ないため、必然的に開業医が在宅医療を担ってきた。その周囲の看護・介護職も自然に加わり……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

豊島区全体でコロナに対応 としま在宅感染対策チームが発足(上)

豊島区全体でコロナに対応 としま在宅感染対策チームが発足(上)

としま在宅感染対策チーム
 新型コロナウイルス感染症対策には、地域全体での取り組みが重要だ。地域包括ケア・多職種連携の先進地域として知られる東京・豊島区では、多職種による「としま在宅感染対策チーム(TIT)」が発足し、活動を開始した。中心メンバーである土屋淳郎医師(土屋医院院長)と村崎佳代子保健師(本町訪問看護ステーション)に聞いた。
■30人のコアメンバーで立ち上げ
 TITを立ち上げたきっかけは、ゆみのハートクリニックを開業している弓野大医師が、自身のSNS上のグループスレッド(コミュニティ)に、「新型コロナウイルス感染症で地域医療介護職が困っていること」というアンケートの結果を掲載したことだ。それに対し岐阜県美濃加茂市の介護福祉士が、自らが管理者を務める訪問看護ステーションで実施している対策を紹介し、感銘を受けた村崎保健師がコミュニティの参加者に「豊島区でも対策を一緒に考えていこう」と提案した。
 土屋医師にも相談し、弓野医師を引き継いだ田中宏和医師を含め3人が音頭を取る形で多職種に呼びかけ、6月末、30人ほどのコアメンバーによりTITが発足した。
 新型コロナ対策は、これまで個々の医療機関や事業所などに委ねられていた。このため、例えば在宅医療では……

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

コロナワクチン臨床試験を中断 アストラゼネカ

 英製薬大手アストラゼネカは9月9日、オックスフォード大学と開発を進めている新型コロナウイルスワクチンAZD1222の、すべての臨床試験におけるワクチン接種を自主的に中断したと発表した。日本法人は4日に日本国内での第I/II相臨床試験を開始したと発表していた。...

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(11月3-9日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%

公式SNS

メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内