まちだ丘の上病院(東京都町田市)は地域支援事業として、「ヨリドコ小野路宿」プロジェクトを始動する。それに先駆け、10月にコミュニティスペースを併設した訪問看護リハビリステーション「ヨリドコ」を開設する。
ヨリドコ小野路宿は「あるといいながあるところ。」をテーマに、健康とつながりを地域の人たちと一緒に築いていく、憩いの拠点。古民家を改装した複合施設で、訪問看護リハビリステーションやキッチンスペース、集会所、蔵、菜園などで構成される。施設は10月以降、順次オープンする。
運営母体であるまちだ丘の上病院は、医学的に地域の人たちの健康に日々向きあっているが、病院は日常的には足を踏み入れにくい場所なので、暮らしの動線にあるとは言えない。そこで、病院の外で医療を身近に感じられる場所が今後は地域に必要だと考え、ヨリドコ小野路宿を開設することにした。
最初にオープンする訪問看護リハビリテーションは、町田市・八王子市・多摩市・川崎市・相模原市を中心に、利用者の自宅へ訪問し、看護やリハビリテーションを行う。また、緊急時の対応やエンゼルケアなどの自費サービスも提供する。開設に先立ち9月18~20日に内覧会を開催する。
なお、ヨリドコ小野路宿は国土交通省の「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」に選定された。