国内の100歳以上の高齢者数は、「老人の日」の9月15日時点では8万450人となり、初めて8万人を超えたことが厚生労働省の調べで分かった。女性は7万975人で、全体の約88%を占めている。
100歳以上の高齢者の数は、老人福祉法が制定された1963年に全国で153人だったが、81年に1000人を超え、99年に1万人を超えた。2012年には5万人を超え、今年は昨年から9176人増えた。
都道府県の人口10万人当たりの100歳以上高齢者数は、島根県が127.60人で最も多く、高知県(119.77人)、鳥取県(109.89人)、鹿児島県(108.86人)、山口県(100.52人)と続く。
一方、最も少ないのは埼玉県で40.01人。次いで愛知県(41.79人)、千葉県(45.98人)、大阪府(46.72人)、神奈川県(47.42人)となっている。
最高齢者は福岡市の田中カ子(かね)さんで117歳。男性の最高齢者は奈良市の上田幹蔵さんで110歳だった。