〈医療と介護2040 管理者01〉の記事一覧
柏市で「遠隔チェックイン」の実証試験を開始

柏市で「遠隔チェックイン」の実証試験を開始

 ソフトウエア開発のnemuli(千葉県柏市)など3者は3月31日、病院外から遠隔で再来受付を可能にする「遠隔チェックイン」サービスの実証試験を、国立がん研究センター東病院(同)で開始した。  参加しているのは同社のほか、柏の葉 IoT...

20年の自殺者数が11年ぶり増加 厚労省など

20年の自殺者数が11年ぶり増加 厚労省など

 厚生労働省と警察庁がまとめた2020年の自殺者数は2万1081人で、前年に比べ912人(4.5%)増となり、11年ぶりに前年を上回った。男性は11年連続で減少したものの、女性は2年ぶりに増加した。男性の自殺者数は女性の2倍となっている。
 月別では、2~6月は前年を下回ったものの、7~12月は前年を上回った。自殺の要因は複合的なものだが、新型コロナウイルス感染症拡大の……

第8回 神風を待っているのか?

第8回 神風を待っているのか?

 この国は再び神風を待っているのだろうか? と思った瞬間があった。
 政府が東京、千葉、埼玉、神奈川の4都県で2週間の緊急事態宣言を延長する、と決めたときだ。ほとんど無策だったからだ。
 新型コロナウイルスの新規発生者数の減少には歯止めがかかっていた。下がりきらないのだから延長は当然にしても、さらなる減少に持ち込むには……
【筆者紹介】時不知すずめ(ときふち・すずめ)医療や介護について取材する全国紙記者 週末、川べりの桜のつぼみは固かった。強い低気圧が抜けた週明け、ニュースは東京の桜が満開だと伝え、見に行くと葉桜だった。いつ咲いたのだろう。閉じこもりがちだった昨年、季節の記憶はあいまいだ。今年も再び、そんな年になるのだろうか。時間を失っているような焦りを感じた。

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産学官が連携し減塩への取り組み推進 厚労省

 厚生労働省の「自然に健康になれる持続可能な食環境づくりの推進に向けた検討会」は3月29日、第2回会合を開催し、栄養・環境の2つの側面で論点整理を行った。
 栄養面では、全世代を通じて食塩の多様接種が健康の最大のリスク要因になっているが、塩分摂取や食生活の改善に関心がない消費者もいることから……

マイナンバーカード保険証利用 本格運用先送り

マイナンバーカード保険証利用 本格運用先送り

 厚生労働省は3月26日、マイナンバーカードを健康保険証として利用するシステムについて、本格運用の開始時期を当初の3月から10月に変更した。同日開催した社会保障審議会医療保険部会に、変更したスケジュールを提示した。
 本格運用は「骨太の方針2019」で3月から運用するとしていた。しかし、医療機関・薬局では、新型コロナの影響によるシステム改修の遅れ、世界的な半導体不足によるパソコン調達の遅れ、一部カードリーダーメーカーの生産遅れなどで……

第5回 この国の医療のかたち(下)

第5回 この国の医療のかたち(下)

■独立後の医療政策
 1951年9月8日、GHQによる占領が終了する。前年、1950年からの朝鮮特需で持ち直しはじめていた日本経済は、徐々に、欧米先進国の背中を見ながらキャッチアップ軌道に乗り始めていく。
 高度経済成長期を迎えると、産業界の資金需要は活発となっていった。銀行が高い金利で融資を行うことができる大企業を私的病院よりも優先していくのは当然で……
【筆者紹介】権丈善一(けんじょう・よしかず) 慶應義塾大学商学部教授
専門は社会保障・経済政策とりわけ再分配政策の政治経済学。「社会保障制度改革国民会議報告書」(2013年8月)の「医療・介護分野の改革」パートを起草した。

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第5回 この国の医療のかたち(下)

第5回 この国の医療のかたち(上)

■なぜ日本では多くの病院が私的所有なのか
 日本医療を他の国々と比べた特徴が、新型コロナウィルスの影響の下で注目を浴びている。日本の医療提供体制については、目下、改革が進められている。ここ数年展開されていた提供体制の改革の青写真が描かれていた『社会保障制度改革国民会議』(2013年)の報告書には、「医療問題の日本的特徴」という項目があり、次のように書かれている。
■医療問題の日本的特徴
日本の医療政策の難しさは……
【筆者紹介】権丈善一(けんじょう・よしかず) 慶應義塾大学商学部教授
専門は社会保障・経済政策とりわけ再分配政策の政治経済学。「社会保障制度改革国民会議報告書」(2013年8月)の「医療・介護分野の改革」パートを起草した。

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歩行補助ロボットで発売5周年記念モデル

歩行補助ロボットで発売5周年記念モデル

 RT.ワークス(大阪市)は「ロボットアシストウォーカーRT.2」の発売5周年を記念して、「トールサイズ新色スペースグレー」の販売と、モニタープレゼントキャンペーンを実施する。
 ロボットアシストウォーカーRT.2は、ロボティクステクノロジーで高齢者の外出機会を増やし、行動範囲を広げることで……

障害福祉事業所向けにBCP策定指針 厚労省

障害福祉事業所向けにBCP策定指針 厚労省

 厚生労働省は障害福祉サービス事業所向けに、BCP(業務継続計画)策定のためのガイドラインを作成した。
 障害福祉サービス事業者は3年間の経過措置後、2024年から業務継続に向けた計画の策定や研修の実施、訓練の実施などを行うことが義務付けられる。
 ガイドラインでは、自然災害発生への対応事項を詳細に記し、各施設・事業所でBCPを作成する際……

第10回 訪問診療を初めて経験した研修医は「すごい」と思った

第10回 訪問診療を初めて経験した研修医は「すごい」と思った

■独居の認知症女性への訪問
 新田クリニックは研修医を受け入れている。同じ2次医療圏に属する総合医療センターに在籍するK医師がおよそ1カ月、研修医として地域の訪問診療を経験した。急性期医療に携わるK医師にとって、訪問診療は初めての体験であった。
 K医師は、訪問した在宅患者のなかでとりわけ印象的だったのは、90代女性のTさんだという。Tさんは独居で、軽度認知症がある。転倒して外来受診ができなくなったため……
【筆者紹介】新田國夫(にった・くにお) 新田クリニック院長、日本在宅ケアアライアンス理事長
1990年に東京・国立に新田クリニックを開業以来、在宅医療と在宅看取りに携わる。

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