〈医療と介護2040 管理者01〉の記事一覧

外国人雇用対策でヒアリング 厚労省検討会

 厚生労働省の外国人雇用対策の在り方に関する検討会は5月14日、留学生の国内就職支援と両親が外国籍の子どものキャリア支援などについて関係者からヒアリングを行った。
 立命館大学の紀國洋キャリアセンター部長・経済学部教授は、同大の外国人留学生数が5年前の約1.5倍、早期に就職活動準備の開始が必要な大学院生も増加していることなどから、早い段階から就職への取り組みを行っていることを紹介した。
 学部生の場合t

私たち民間が拓いた新たな支援のあり方――ホームレスを生まない社会を求めて②

私たち民間が拓いた新たな支援のあり方――ホームレスを生まない社会を求めて②

■「私」と「官」と「公」
奥田 住宅政策と社会保障の関係を考える上で、「公(パブリック)」の概念が重要だと考えています。
 住宅政策は基本的に民間市場に任され、国は、公営住宅の供給に限定して関わってきました。言葉として「公営」と表現されますが、これは、県や市町村が供給し国が制度の大枠と補助金政策によってすすめる、いわば「官営」として提供されていました。
 しかし、今後は私的供給に任せる「私」でもない、あるいは公的な「官」でもない、もう1つの枠組み、つまり「公共」という言葉にふさわしい「公(パブリック)」、つまり「共有資源(コモンズ)」としての住宅が必要だと思います。
 イギリスの民営化を進めたサッチャー首相(当時)が「社会はない」と言ったのは、私的所有による市場が生み出す「私」の世界と、政府・行政による「官」の世界しか認めず、しかも……

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就労支援などで関係団体から聴聞 障害者部会

 社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)障害者部会は5月14日、障害者総合支援法の施行後3年を目途とした見直しや、地域での障害者支援、障害者の就労支援などについて関係団体からヒアリングを行った。
 総合支援法の見直しに関しては、日本精神科病院協会から精神障害者に対する障害福祉サービスの支給決定では……

認知症・フレイル・介護予防トレーニング提供 多彩な内容でプログラムを構成〔MCIリング〕

認知症・フレイル・介護予防トレーニング提供 多彩な内容でプログラムを構成〔MCIリング〕

 認知症治療の第一人者である朝田隆・東京医科歯科大学客員教授(筑波大学名誉教授)が代表理事を務め、13企業が参加するMCIリングは、認知症・フレイル・介護を予防するトレーニングの普及を進めている。そのプログラムは運動や脳トレ、音楽など多彩なコンテンツを組み合わせることで、利用者が楽しく、しかも継続できるようになっている。■役立つと評価されるビジネスモデルを
 MCIリング設立のきっかけは、朝田代表理事が認知症治療や研究、予防、啓発活動などを通じて関係のあった……

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薬価制度で関係業界からヒアリング 中医協部会

薬価制度で関係業界からヒアリング 中医協部会

 中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関)薬価専門部会は5月12日、薬価制度に関して関係業界からヒアリングを行い、業界からは新薬創出加算の見直しや再算定のあり方、特許期間中の薬価などに関する要望や意見が出された。
 新薬創出加算については、日本製薬団体連合会(日薬連)が現行ルールでは薬価収載時であれば有用性加算の対象となり得るような効能を……

子ども・若者ケアラー支援に着手 神戸市

 神戸市は子ども・若者ケアラー支援の取り組みを進めている。相談・支援窓口の設置や関係者への理解促進などを行うほか、「孤独」や「孤立」という切り口から、必要な支援策を検討する仕組みづくりにも着手する。
 ヤングケアラーが、家事や家族の世話などを行っている18歳未満の子どもを表すのに対し、同市では……

隠されていた問題を明らかにしたコロナ――ホームレスを生まない社会を求めて①

隠されていた問題を明らかにしたコロナ――ホームレスを生まない社会を求めて①

髙橋 奥田さんはいろいろな分野で活躍され、活動は多岐にわたっています。その端緒は学生時代、大阪・釜ヶ崎でのホームレス支援活動にさかのぼるとうかがっています。大学卒業後、牧師の資格をとって北九州市の教会の牧師になられ、牧師と並行してホームレスや困窮者支援を続けておられます。
 北九州市という産業都市でホームレス支援の活動を展開され、今では日本で指折りの支援団体の1つに成長したというか、発展したというか…。
■スタート時は1日も早い解散を目指した
奥田 ありがとうございます。ただ、成長とか発展となかなか言いにくい業界でして、我々のような「困窮者支援団体」はあまり発展しないほうがいいわけです。活動は、1988年からですが、2000年にNPO法人「北九州ホームレス支援機構」が発足した時に「1日も早い解散を目指して今日始めます」とご挨拶をしたことを覚えています。しかし活動開始25年目の2013年に「もう解散できない」と覚悟を決め……

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