〈医療と介護2040 管理者01〉の記事一覧
アルツハイマー病新薬にこれだけの誤解

アルツハイマー病新薬にこれだけの誤解

上田 諭(戸田中央総合病院メンタルヘルス科)
 アルツハイマー病に対する新薬「アデュカヌマブ」が米国食品医薬品局(FDA)から本年6月7日に承認された(今後も臨床治験を続けることを条件とした承認)。米国の製薬会社バイオジェンと日本のエーザイが開発を進めてきた認知症の「根本治療薬」である。
 このニュースが流れるや、エーザイの株価は値がつかないほど高騰。メディアでも「画期的」「革命的」などと報じられて……
うえだ・さとし 戸田中央総合病院メンタルヘルス科部長

産科病棟で自動運転モビリティの実証を開始

産科病棟で自動運転モビリティの実証を開始

 国立成育医療研究センターと次世代型車いすメーカーのWHILLは、出産後の患者を病室まで自動運転で移動させる「WHILL自動運転システム」の実証実験を開始した。これまで病院外来や空港などでの活用事例はあったが……

「感染数減」から「死亡数減」への政策転換を

「感染数減」から「死亡数減」への政策転換を

インタビュー・長谷川敏彦さん
 未来医療研究機構代表理事の長谷川敏彦さんは、わが国の医療政策に長年関わり、近年は地域包括ケアに関する研究や提言を精力的に行っている。新型コロナウイルス感染症についても内外のデータを独自に収集・分析する長谷川さんは今の状況をどう見ているのか、インタビューした。(聞き手は髙橋紘士さん)■亡くなるのは高齢者
――長谷川先生は新型コロナウイルス感染症を分析・研究し、提言を発信しておられます。研究を始めたきっかけは。
 最大の動機は、ソーシャルディスタンス(*)の提案だった。昨年、感染対策として……
はせがわ・としひこ 一般社団法人未来医療研究機構代表理事、日本医師会公衆衛生委員

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「医療つき在宅療養」を整備して医療のキャパを広げる

「医療つき在宅療養」を整備して医療のキャパを広げる

自民党衆議院議員・今枝宗一郎さんに聞く
■医療の専門家として提言
――この1年、新型コロナの政策にどう関わりましたか。
 私は党の新型コロナウイルス対策医療系議員団本部で、幹事長と「在宅療養体制整備プロジェクトチーム(以下、PT)」座長を務めてきました。この議員団は医師など医療系資格をもつ議員が参加し……
いまえだ・そういちろう 衆議院議員(愛知県第14選挙区)。2012年に初当選し、現在3期目。
内科医として東京や愛知で臨床に携わり、訪問診療にも従事。東日本大震災では医療ボランティアに参加。先ごろ、愛知の会場で新型コロナワクチンの「打ち手」を務めた。

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アウトリーチ支援で成果 こども宅食団体に調査

 一般社団法人こども宅食応援団が全国で子ども宅食を実施している団体を対象に行った初のアンケート調査で、コロナ禍によりこれまで以上に家庭が孤立し支援が届きにくい状況の中、自治体などが課題・状況を把握できていなかった1268世帯とつながり、アウトリーチ支援で成果がったことが分かった。...

第6回 子育て支援と介護保険

第6回 子育て支援と介護保険

■はじめに
 この文章のタイトルは、「子育て支援と介護保険」というように、子ども向けの政策と高齢者向けの政策の話が一つになっている――このふたつ、何の関係があるのか? っと思われるかもしれない。その気持ちは、とてもよく分かる。だが、政策を考える上では、かなり重要なつながりを持っていたりもするのである。
 そのあたり、この文章を最後まで眺めてもらえれば、ご理解頂けるかもしれない、いや、理解してもらいたいところである。しばらくは……

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家庭福祉に関する資格創設などを議論 児童部会

家庭福祉に関する資格創設などを議論 児童部会

 社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)児童部会は6月9日、各専門委員会やワーキンググループの取りまとめなどをめぐって議論を行った。
 厚労省では子ども家庭福祉に関する資格を新たに創設する方針を示しており、ワーキンググループの取りまとめでは、資格取得に当たり①社会福祉士・精神保健福祉士の養成課程との共通科目を基礎としててn

アルツハイマー治療薬をFDAが迅速承認

 製薬大手のエーザイは6月8日、米バイオ医薬品大手バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー病(AD)の治療薬「アデュカヌマブ」が、米国食品医薬品局(FDA)から迅速承認されたと発表した。脳内のアミロイドβを減少させるAD治療薬が承認されたのは初めて。...

「医療的ケア児支援法案」が衆院本会議で可決

 日常的に医療的ケアを必要とする子どもとその家族を支援するための「医療的ケア児支援法案」が6月8日、衆議院本会議で全会一致により可決された。  厚生労働省によると、新生児集中治療室(NICU)などに長期入院した後、人工呼吸器やたんの吸引などの医療的ケアが日常的に必要な子どもの数は、2万人を超えている。...

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