〈医療と介護2040 管理者01〉の記事一覧
高齢者世帯のうち独居が過半数に 厚労省調査

高齢者世帯のうち独居が過半数に 厚労省調査

 厚生労働省の2022年国民生活基礎調査よると、65歳以上の高齢者世帯は1693万1000世帯で全世帯の31.2%を占めた。  このうち単独世帯が873万世帯で、全体の 51.6%と半数以上を占め、夫婦のみの世帯は756万2000世帯(同 44.7%)だった。高齢者の単独世帯が5割を超えたのは、1995年の第4回調査以降初めて。...

MCIに関連する腸内細菌叢の異常を解明

MCIに関連する腸内細菌叢の異常を解明

 シンバイオシス・ソリューションズは軽度認知障害(MCI)に関連する腸内細菌叢の異常(dysbiosis)を解明した。また、MCI罹患者の腸内細菌叢の特徴に基づき、腸内細菌叢の組成データを用いた新たなMCIの診断(リスクの推定)方法を開発した。...

第35回 日本と台湾のACP

第35回 日本と台湾のACP

■「病人自主権利法」がACPを規定
 
 ACPの研修に招かれて、5月、台湾に行ってきた。台北のロータリークラブが主催した研修で、日本からは私と稲葉一人弁護士が現地で参加したほか、ビデオ発表やオンラインで数人の医師が参加した。
 
 コロナパンデミック直前の2020年1月、台湾の医師たちが来日し、東京でACPの研修を行った。今度はその逆である。台北の会議場に大勢の医師や看護師が集まった。台北近郊の市の保健局長も参加していた。
 
 研修では台湾のACPの現状がさまざまな角度から報告され、とても有意義であった。興味深かったのは、台湾ではACPが法制化されていることである。「病人自主権利法」という法律が2015年に成立し、2019年1月に施行された。
 
 この法律の主眼は、希望する者はACPを通じて事前指示書を作成し、もしもの時(後述)に…

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

交換時の痛みを軽減する胃瘻カテーテル発売

交換時の痛みを軽減する胃瘻カテーテル発売

 SBカワスミは交換用胃瘻カテーテル「イディアルボタンZERO」を開発し、6月30日からオリンパスマーケティングを通じて全国の医療機関に販売する。
 
 胃瘻カテーテルは胃瘻に付けたままにして胃に直接栄養剤などを投与するチューブで、定期的な交換が必要となる。
 
 交換用胃瘻カテーテルにはバンパー型とバルーン型の2種類がある。バンパー型はカテーテルが抜けにくく交換までの期間が長い一方、交換時に多少の痛みが伴うため…

第7回 保険者システム開発と市民への説明

第7回 保険者システム開発と市民への説明

 1998年度(平成10年度)は、介護認定モデル事業(高齢者介護サービス体制整備支援事業)以外にも重要な準備作業が次々と行われる。同年度前半には、保険者向けの「介護保険事務処理システム」(保険者システム)開発が始まった。
 
■多摩地域の保険者が共同開発
 モデル事業で問題点を指摘した一次判定ソフトは、厚生省が開発して各保険者、すなわち全国の市町村に提供されたわけですが、保険者の業務はもちろん要介護認定だけではありません。

 保険料の賦課徴収やサービス受給の資格管理といった、地味だけど「社会保険」ならではの重要な業務があり、そのためのシステムは保険者が各自導入する必要がありました。
 
 保険者システムについて、武蔵野市は導入にあたり、98年(平成10年)4~5月、3つの方法を検討しました。①市が単独で開発する、②全国共通パッケージソフトを購入する、③A社のシステムを既存システム(国保など)に採用している東京・多摩地域の保険者が合同で共同開発する、の3つです。
 
 ①の単独開発には、市のカスタマイズが容易なメリットがありますが、開発にはコストも時間もかかります。②全国共通パッケージソフトは導入は容易ですが、このシステムに自治体の事務作業を合わせなければならず、武蔵野市の独自性が発揮できません。
 
 けっこう大きなデメリットがあると考えられた①②と比べ、③多摩地域のA社ユーザーによる共同開発であれば、多摩地域共通の事務処理が可能となります。保険料の仮算定など市独自のオプションもつけられるし…

この記事は有料会員のみ閲覧できます。

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(1月6-12日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%

公式SNS

メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内