〈医療と介護2040 管理者02〉の記事一覧
中小事業者の生き残りへ サービスを多角化し他事業者と連携〔カラーズ〕 上🆕

中小事業者の生き残りへ サービスを多角化し他事業者と連携〔カラーズ〕 上🆕

 訪問介護事業者の倒産件数が過去最多のペースで推移する中、東京都大田区で訪問介護を中心に事業を展開するカラーズは、高齢者だけでなく障害者や子育て中の母親への支援などサービスの多角化や他事業者との連携などにより、中小規模ながら着実に成長を続けている。
 
■大田区内に4つの拠点
 カラーズは代表取締役の田尻久美子さんが2011年に設立した。大学卒業後、IT企業で働いていたが、母親が病気で亡くなった時に「看護の手伝いはしていたけれど、疾患を抱えていることの精神的な辛さが理解できなかったことが心残りになり」、母親にできなかった分を支援が必要な人のために行えればと介護業界に転じた。
 
 大手の事業者などで経験を経て独立。当初は「高齢者の介護保険サービス事業者」として訪問介護事業を始めた。
 
 しかし、事業を行っていると、利用者の中に障害を持つ高齢者がいたり、田尻さん自身が3人の幼い子どもを抱えながら、肺がんの父親の介護をしたりする中で「高齢者だけじゃなく、ライフステージに応じて支援が必要な人がたくさんいる」ことに気付いた。
 
 そこで「制度が先にあるのではなく、生活ニーズや地域のニーズを基にやっていこう」と考え、高齢者の介護に加え、障害サービスや子ども・子育て支援などにも着手し、「介護事業者」から「地域を支える事業者」へと事業領域を拡大していった。

介護などの賃上げに1892億円 厚労省補正予算案

介護などの賃上げに1892億円 厚労省補正予算案

 総額8454億円(うち一般会計8414億円)となる厚生労働省の今年度の補正予算案が11月29日に閣議決定された。  医療・介護・障害福祉分野の賃上げの支援や医師偏在是正などに向けた対策の推進として2861億円を計上。このうち医療・介護・障害福祉分野の生産性向上・職場環境改善などによる賃上げなどの支援として1892億円を盛り込んだ。...

介護施設向けシフト自動作成サービスを発売

介護施設向けシフト自動作成サービスを発売

 コニカミノルタQOLソリューションズは、特許出願中の「夜勤・公休先行配置」を備えた、介護施設に特化したAI搭載シフト自動作成サービス「miramos(ミラモス)」を発売した。  シフト表(交代勤務表)の自動作成を通じて、介護施設職員がケア業務へ集中できる環境作りと、介護施設の収支の安定・業務効率化に貢献する。...

改良版の介護用洗身用具を発表 シリウス

改良版の介護用洗身用具を発表 シリウス

 シリウス(東京都台東区)は改良版となる「介護用洗身用具 switle BODY(スイトル ボディ) 」の改良版を発表した。  介護施設や医療機関などから寄せられた意見・要望をもとに、肌に触れるヘッド部分や洗身時に使用する湯の体感温度などを向上させた。...

園児の昼寝見守るシステムを全社で導入 ソラスト

園児の昼寝見守るシステムを全社で導入 ソラスト

 医療や介護、保育サービスなどを提供するソラスト(東京都港区)のグループ会社「はぐはぐキッズ」と「なないろ」は、運営する保育園で昼寝中の園児を見守るシステムを導入する。同社では2022年度から導入を開始しており、今後すべてのソラストグループで導入する。  このシステムはユニファが開発・提供しているICT...

介護タクシー予約アプリの会員数が5000人突破

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 IT FORCE(東京都中央区)は介護タクシー予約アプリ「よぶぞー」の累計アプリ会員数が 5000 人を突破したと発表した。  介護タクシーは利用者が必要とする介護の内容によって事業者側の対応可否が変わってくるため予約が複雑で、同社の調べによると、配車までの平均通話時間 7〜15 分、電話回数 2.5 回と予約が取りにくいのが問題となっていたという。...

第51回 医師の働き方改革は超高齢者を救えるのか🆕

第51回 医師の働き方改革は超高齢者を救えるのか🆕

■素早く地域に戻すことも重要
 85歳以上の高齢者(以降は超高齢者と表記する)は、医療と介護を切り離せない。超高齢者が急性疾患で入院を余儀なくされたとき、その治療だけでなく、いかに素早く地域に戻すかも重要となる。医療だけでなく、生活を支える視点が必要になってくる。
 
 生活の視点を欠いて医療に偏れば偏るほど、超高齢者は地域に戻れなくなる。入院が長引けば虚弱はどんどん進み、行き場所はなくなってしまう。
 
 地域に戻すために、回復期病棟や地域包括病棟ができた。先端医療等を提供する急性期からできるだけ速やかに、地域に戻るための病院に移る。そしてしっかりリハビリを受けてもらう。しかしながら現実は、回復期リハビリテーション病院でリハビリができなくなっている。
 
 高齢者(超高齢者も含む)の生活の質を維持するうえで、近年、三位一体の支援が重要視されている。三位一体とはリハビリ、栄養、口腔の取り組みで…

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高齢者の健康増進事業で都と協定締結 FrontAct

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 FrontAct(東京都中央区)は東京都と東京都健康長寿医療センターが推進している「高齢者の健康づくりに資するスマートウォッチ等デジタル機器活用事業」の実用化に向けた準備を行うための三者協定を締結した。...

RPA活用で済生会2病院が年2000時間の業務を自動化

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 ヒューマンリソシア(東京都新宿区)は、同社がRPA(ロボットによる業務自動化)導入・利活用を支援する東京都済生会中央病院(同港区)と済生会向島病院(同墨田区)で、合計で年間約2000時間の業務自動化を実現したと発表した。  同社は総合人材サービス会社で、医療機関向けの人材派遣・業務受託・DXソリューション活用支援サービスを展開している。...

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