住宅型有料の居室数が老健を上回る 高齢者住宅のデータベースとコンサルティングを提供するタムラプランニングアンドオペレーティングは、「高齢者住宅データ〔全国版〕」2025 年度上半期号を発行した。 それによると、4月時点で集計した全国の高齢者住宅・施設の13...

住宅型有料の居室数が老健を上回る 高齢者住宅のデータベースとコンサルティングを提供するタムラプランニングアンドオペレーティングは、「高齢者住宅データ〔全国版〕」2025 年度上半期号を発行した。 それによると、4月時点で集計した全国の高齢者住宅・施設の13...
善光総合研究所(東京都港区)が採択された宮崎県の「ケアプランデータ連携システム活用促進モデル地域づくり支援事業」で、都城市の124事業所へのシステム導入が完了し、人口10万人以上の市町村におけるケアプランデータ連携システムの普及率が36.2%を達成した。...
日常福祉合同会社は墨田区京島にある商店街「向島橘銀座商店街(通称:キラキラ橘商店街)」の2階建て約400㎡の昭和建築をフルリノベーションし、福祉から観光・まち・文化をつなぐ複合福祉施設「TACHIBANA TERMINAL─ 橘銀座多機能複合拠点」を開設した。...
花王のグループ会社でBtoB衛生関連事業を手がける花王プロフェッショナル・サービス株式会社(KPS)は、介護・医療施設内の消臭に特化した「パワフル消臭ストロング」シリーズを発売した。
介護施設や医療施設の尿臭・便臭に特化しており、花王の消臭技術とKPSの施設衛生のノウハウの融合によって高い消臭効果を実現した。
旭化成ファーマとインターネットインフィニティーは、3月末から全国のケアマネジャーを介した骨粗鬆症の診断・治療を促す新たな啓発活動を開始した。...
医療法人社団悠翔会(東京都港区)は25番目の拠点となる「悠翔会在宅クリニックみもみ」を社会福祉法人福祉楽団の運営する複合型地域福祉拠点・実籾パークサイド(千葉県習志野市)内に開設した。
実籾パークサイドは児童養護施設を中心に、高齢者や障害者支援の事業所も整備された複合型の福祉拠点である。
ダイハツ工業は2018年から提供している送迎支援システム「らくぴた送迎」により、デイサービスの業務負担の約3割を占める送迎の効率化を進めている。さらに22年から提供を開始した福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」によって、地域全体での効率的な送迎システムの構築を目指している。
■利用者カードを車両の枠に移動して作成
らくぴた送迎を開発することになったのは、2015年4月に社内で福祉の専門チームを立ち上げ、同社の社員がダイハツディーラーと一緒に全国の介護施設へ福祉車両の訪問営業をする中で、デイサービスでは送迎計画の作成に苦労しているという声を数多く聞いたことがきっかけだ。
そこで聞いた現場の苦労の声を基にして、らくぴた送迎の開発を進め、システムと専用スマートフォンにより「送迎前」「送迎中」「送迎後」の各シーンで課題を解決するソリューションとして提供を開始した。
クラウドサービスなので、パソコンとインターネットが使える環境なら、ソフトをインストールする必要がなく送迎計画を作ることができる。申し込み後に1事業所あたり1ライセンスを発行する。利用料は1万5000円/月(税込み1万6500円/月)。
送迎中・送迎後のサービスを利用するには専用モバイル端末(スマートフォン)が必要で、3000円/台(同3300円/台)とモバイル端末保証料273円/台(同300円/台)でレンタルする。
送迎計画の作成では、まず準備として「利用者マスタ」「車両マスタ」「職員マスタ」「事業所マスタ」の各項目に必要情報を入力する。
利用者マスタには利用者の情報を入力するが、らくぴた送迎が連携している「ワイズマン」だけでなく、他の介護記録ソフトからもCSVデータを読み込むことで、すべての利用者の名前や住所、生年月日、電話番号、利用日などの基本データを一括して入力できる。
あとは車いすや歩行器のあるなし、家の道が狭い場合等の軽自動車専用、相性が合わない利用者、希望する移動時間、薬などの持ち物といった詳細情報を入力することで利用者マスタは完成する。家と利用者の写真等も入れられるので、初めて行く職員もスマホを使えば家や利用者を間違えることはない。
車両マスタには車の種類や乗れる人数、車いす搭載の可不可など、職員マスタには担当業務や運転可能な車両サイズなど、事業所マスタには事業所の情報を入力する。
計画策定画面にはカレンダー機能があり、日を選ぶとその日の車両と利用者のデータが画像の形で出てくる。作成者は、利用者の名前が表示されたホワイトボードのマグネットのような四角い枠をドラッグし…
愛媛県東温市は2024年10月から中山間地域の住民や市内企業で働く従業員の健康増進、医療機関などの人手不足解消に向け、市内公共施設や公民館、事業所などで最新のデジタル機器・技術を活用した「とうおんスマートヘルスケア創出事業」を行っている。 愛媛大学や市内企業、医師会・歯科医師会などと連携し、市民の健康寿命の延伸や最新のデジタル機器の活用を促進する。...
フランスベッドグループの東京ベッド(東京都港区)は、医療福祉用ベッドを手がけるランダルコーポレーション(埼玉県朝霞市)と初めてコラボレーションした電動ベッド「A-Shape」を発売した。
新製品は背上げ・脚上げ・昇降機能の3モーター仕様の家庭用電動ベッドで、介護用ベッドを連想させない生活空間に馴染むデザインが特徴。ランダルコーポレーションの特許技術である「八の字」形状のフレームで昇降時に揺れが少ない「八の字垂直型昇降機構」、背上げ時に腹部の圧迫を軽減する機能「ストレッチラインモーション」を採用している。
■木村利人さんを再読する
生命倫理(バイオエシックス)の研究者で、日本生命倫理学会の会長を長く務められた木村利人さんの『自分のいのちは自分で決める』(2000年、集英社)を再読した。とても面白い。第1章から第4章まで、順に「生」「病」「老」「死」について述べている。各章から、印象に残る節見出しを拾ってみよう。
自分のいのちを自分の手に取り戻す」(第1章)
病気は患者自身が治すもの」(第2章)
「高齢者の生きがいと健康づくり」(第3章)
「死なせないのが医療ではない」(第4章)
これらすべて、この本が出て25年後の今日、私たちが在宅医療で心していることばかりだ。
この本より10年以上前の1987年に刊行された『いのちを考える:バイオエシックスのすすめ』(日本評論社)には「自然な生の終り」という節があって、経鼻栄養を外すことを認めてほしいと、本人と後見人である甥が裁判を起こす実話が紹介されている。そして終末期の病床に臥す人に何が必要かを、丁寧に丁寧に記述する。
87年といえば、昭和62年だ。それから年号が2つ進んだ現代もなお、胃ろうや経管栄養をめぐって議論がなされていることを思うと、木村さんの先見性に感服するしかない。今日の医療現場に生命倫理は生かされているか、考え込んだ。
■臨床倫理の4分割法
前回触れた医療倫理の4原則(自律性の尊重、善行、無危害、公正)とは別に、臨床倫理の4分割法という考え方もある。それはJonsenらが1992年に示した考え方で…
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