旭化成ファーマとインターネットインフィニティーは、3月末から全国のケアマネジャーを介した骨粗鬆症の診断・治療を促す新たな啓発活動を開始した。
両社が骨粗鬆症の研修キットとリーフレットを全国のケアマネに提供する。ケアマネは自宅で暮らす椎体骨折の既往あるいは疑いのある利用者にリーフレットを使って受診を勧める。利用者が必要に応じて整形外科などで受診することにより骨粗鬆症の治療介入率の向上を図る。
両社はケアマネ向けの学習用スライドと専門医による解説動画を作成。多くの居宅介護支援事業所ではケアマネが集まる研修・勉強会を定期的に開催しており、この研修キットを発表の場での使用や自己学習のための利用を想定している。
また、ケアマネが得た知識を実践しやすくするため、脊椎椎体骨折の既往がある、あるいは背中や腰が曲がっているなど、その疑いがある利用者とその家族を対象としたリーフレットも作成した。
ケアマネが利用者の背景に合わせて選択して渡してもらうよう、キーメッセージを変えた3種類のリーフレットと、その配布ガイドも作成している。
今後は両社の事業の強みを活かした他の施策やケアマネ向けのセミナーの開催も検討している。