善光総合研究所は神奈川県が実施する「令和7年度 介護ロボット実用化促進事業」に参画する。
「さがみロボット産業特区」の取り組みの一環として、介護事業所における介護ロボットなどの導入効果を検証し、その結果を分析・公表することで、介護現場へのロボット導入の促進を図る。
県内の介護事業所を対象に、生産性の向上や被介護者のQOL向上に関する課題を広く募集し、それぞれの課題に適した介護ロボットを導入することで、具体的な効果や課題解決への貢献度を検証する。
また、既存の介護ロボットでは対応が難しい課題については、県や関係機関が開発企業を支援し、必要に応じたロボットの改良を行ったうえで、導入と効果検証を進めていく。
さがみロボット産業特区は、相模原市や平塚市など10市2町を対象に、2013年に国から地域活性化総合特区としての指定を受け、第1期・第2期計画でロボットの開発・実証実験の促進、普及啓発、関連産業の集積促進に取り組んできた。
23年度からの5年間の第3期計画では、中小企業のロボット産業への参入支援とロボットの社会実装の加速化を図る。