タカノは車いす用クッション「タカノクッションMOLA(モーラ)」に、やせ型の人や足こぎをする人などに適した薄型のスリムタイプを追加した。
新製品は独自のサイドマウンテン形状が尾骨部や坐骨結節部の圧力を分散し、広い面で支えることにより安定した座位保持を実現している。
クッション裏面に施された10個のスリット加工によって大腿部裏への圧迫感を軽減。座位時から15分後の圧力分散でも、一般的な薄型クッションよりも優れた除圧効果を確認した。

2023年に発売したモーラは、柔らかいだけでなく安定感があることが特長で、体圧分散性・座位保持性に優れている。
モールドウレタンフォームとラテックスフォームの組み合わせにより快適な座り心地と高い耐久性も実現。5年使用してもへたりにくい素材・構造になっている。
床ずれ好発部位である坐骨と尾骨への除圧を追求するとともに、姿勢が崩れやすい人でも座れるような設計、従来型から最新型までさまざまな車いすに合わせやすい船底形状・はかま形状とするなど、車いす用クッションを作って30年以上の実績を持つ同社が技術とノウハウを集めて開発した製品だ。