歩行サポート手すりを容易に連結 パナソニック

2021年 5月 18日

パナソニックエイジフリー

   スムーディ屋内用の連結イメージ

 パナソニックエイジフリーは、歩行サポート手すり「スムーディ屋内用」の複数台を連結できる追加ユニットを5月21日に発売する。

 各ユニットを組み合わせることで、設置する環境に合わせて手すりの構成が可能になる。

 同社は工事不要で手軽に設置でき、介護度が比較的低い人の移動や立ち上がりをサポートできる据え置き型手すりの品揃えを強化している。

 特に、2019年9月に玄関先向けの用途で発売した歩行サポート手すり「スムーディ」は、連結して使用できる点や高い安定性、搬入搬出のしやすさが高い評価を受け、同社の手すり群の中で過去最速のペースで普及が進んでいる。昨年10月には、今回追加ユニットを発売する室内用の販売を開始した。

 従来、屋内に長い手すりを設置する場合、天井と床を突っ張るタイプの手すりの設置や、リフォームの必要があったため、天井や床の強度が不足している住居や賃貸住宅には設置できない場合があった。今回の支柱やベースなどの追加ユニットの発売により、一連の長い手すりを工事不要で設置できるようになる。

 さらに、スムーディ同様、連結箇所の凹凸を最小限に抑えた設計で、連結時にも端から端まで握りやすく、安定して歩くことができる。ユニットの組み換えが行えることで、レンタル事業者が現場に設置する際、実際には寸法が合わず設置できなかったといったことが減り、短時間で組み立てられる設計により、レンタル品としての運用のしやすさにも配慮している。

 同社では今後、スムーディ屋内用を核に、連結可能な屋内用手すりを「ひろがるシリーズ」として強化し、IADL(手段的日常生活動作)の向上を提案していく。

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 座席のシートベルトを着用した状態で、上半身を座席に固定する。特に、身体が不自由な人や病気・ケガなどの理由により座位を保つことが困難で、補助が必要な人を対象としている。
 
 「ベストタイプ」と「ベルトタイプ」の2種類あり、体の状態に合わせて利用する。ベストタイプはベストのように着用し、前面(胸側)にあるバックルを締める。ベルトを座席の後ろで交差させた後、前面で面ファスナーを留める。腕を通すことが難しい場合には、左右別々にして、片方ずつ着用することもできる。

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