イノフィス(東京都新宿区)はソニー銀行、社会福祉法人大阪ボランティア協会と協力し、新型コロナ対策支援「マッスルスーツEvery(エブリィ)」寄贈プロジェクトを実施する。コロナ禍の厳しい環境にある介護福祉従事者の腰への負担を軽減し、労働環境改善に寄与することが目的。
ソニー銀行が開設した介護福祉業界支援の支援金口座で、大阪ボランティア協会が支援金を募集する。支援金でマッスルスーツEveryを特別価格で調達し、介護福祉施設やNPO などへ寄贈する。目標支援金額は1000万円。最低でも合計15 台以上の寄贈が行えるよう、支援金に追加して、ソニー銀行が最大300万円を支援する。受付期間は8月7日から10月7日まで。
マッスルスーツはイノフィスが開発したパワードスーツ。電力を必要とせず、空気圧によって装着者が重いものを持ち上げたり、前傾姿勢で長時間作業したりする際の動作をアシストし、腰への負担を軽減する。
最新モデルのマッスルスーツEveryは、最大25.5kgf の補助力で動作をアシストする。重量の3.8kgはマッスルスーツで最軽量となる。介護・製造・物流・建設・農業などの作業現場での使⽤だけでなく、家庭での介護や家事、家庭菜園、冬の雪かきなど、さまざまなシーンで利⽤できる。
今回募集する支援金では、腰痛が深刻な問題となっている介護福祉業界の中でも、特に購入資金の調達が厳しい小規模施設や、地域に根差した活動を行うNPO などへ寄贈する。