茨城県 全世帯対象にアプリで無料医療相談

2020年 4月 9日

 茨城県とAGREE(茨城県つくば市)は、同県の約120万世帯を対象に、24時間スマートフォンアプリから医療相談ができる「LEBER(リーバー)」の無償提供を開始した。期間は49日から 930日まで。

 無料登録はhttps://www.leber11.com/ibaraki-pref-free-registrationから行える。

 現在150人以上の医師が登録されており、外出自粛などにより病院やクリニックに行きづらい人も、アプリを通じて医師に気軽に相談することができる。

 回数は無制限で、家族4人(自身を入れて計5人)の相談も無料。全国17万件以上の医療機関が検索でき、過去の相談内容・回答内容を閲覧・参照できる。新型コロナウイルス関連の相談だけでなく、全ての身体や心の不調についての相談も可能だ。

 使い方は、チャットボットにより自動問診を行い、医師からの回答を確認する。その後、医師が勧める市販薬の購入や、症状にあった医療機関で受診する。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続き、関東地方では東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県が政府から緊急事態宣言の発令を受けた。隣接する茨城県も、対象地域と同等に感染拡大の抑止・医療現場への負担軽減が急務となっている中、AGREEは茨城県からの提案を受け、県内全域からの遠隔医療相談を無料で受け付けることができるようにした。

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Chatwork活用による医師らの負担軽減を確認🆕

 kubell(東京都港区)は武蔵台病院(埼玉県日高市)と共同で「DXによる医師および医療従事者の負担軽減とその効果に関する調査」を行い、ビジネスチャット「Chatwork(チャットワーク)」などのICTツールを活用することで、医師・医療従事者の負担が軽減することを確認した。
 
 生産性向上により入院患者のケアや見守りの時間が増加したことで、医療の品質が向上したことも明らかになった。
 
 同病院では2020年4月から全職員300人がチャットワークを利用しており、22年11月に医療・看護体制の見直しに際し、チャットワークの利用方法をアップデートし、申し送りなど日々の業務連絡への本格活用を開始した。調査は同年10月から24年9月末まで実施した。
 
 まず、以前は医師や看護師、その他スタッフ間での情報共有や勤務交代時の申し送りなどを口頭や電話、紙で行っていたのに対し、院内の主な連絡手段をチャットワークに変更した。
 
 これにより、回復期病棟を担当する医師4人の22年10月と24年5月の1日当たり平均比較で、医師1人当たりのPHS平均着信回数が31.5回/日から5回/日となり…

自治体向けに「オンライン受診相談サービス」🆕

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がん服薬アドヒアランスの評価で共同研究

 がん研究会有明病院(東京都江東区)とスズケンの子会社コラボプレイスは、同社が開発した服薬管理システム「CubixxDT(キュービックスDT)」を使い、服薬アドヒアランスの評価を行う共同研究を開始した。  服薬アドヒアランスとは、患者が医療従事者の指示や治療計画に基づき治療を受けること。特に薬物治療でアドヒアランスが低い場合、治療効果が十分に得られない可能性がある。  キュービックスDTは、治療薬を充填する専用服薬パックと、データをサーバーに自動送信する専用通信機器で構成されている。...

小児用歩行トレーニングロボ開発 AssistMotion

 信州大学発のベンチャーであるAssistMotion(長野県上田市)は、身長90㎝から着用可能な小児用歩行トレーニングロボット「curara(クララ)」を長野県立こども病院と共同開発した。
 
 同社はリハビリ用歩行トレーニングロボットcuraraの事業を展開している。今回、同病院とともに、脳性まひなどの子どもが使用する小型軽量なcuraraを開発した。
 
 小児は成長により体格の変化が大きいため、Sサイズ(身長115cm~)とSSサイズ(身長90cm~)の2つのサイズを…

据置式手すり新製品を10月発売 マツ六

 据置式手すり「たよレール」シリーズを展開するマツ六(大阪市天王寺区)は、新製品「たよレールUPDATE(アップデート)」を10月に発売する。
 
 立ち上がり動作を考えた「高さ」と「低さ」とし、膝立ち位・端坐位からの立ち上がりに使いやすい高さ(最低55cm)から、立位の補助に使いやすい高さ(最高85cm)までをカバーした。
 
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