スマートゲートは見守りシステム(ウェアセーフ v1)に、姿勢検知・転落予兆検知の機能などを追加した「WearSafe(ウェアセーフ)3」の提供を2026年1月から開始する。
AI姿勢検知アプリをカメラに直接搭載するエッジAI型のナースコールシステムとすることで、ベッドからの転落を未然に防ぐリアルタイム通知を実現した。
ナースコールのボタン押し下げ、各種センサー、カメラ映像の姿勢検知などの通知を一元管理し、遠隔から大画面モニターまたはスマホでカメラ映像を遠隔で確認し優先順を考慮して対応できる。
従来のウェアセーフ v1 では、看護師の身体的負担(移動距離・訪室回数)を20~22%軽減し、夜勤帯3人の看護師の残業時間を月約100時間削減した。
ウェアセーフ v3 は従来システムの効果を継承しつつ、ベッドからの転落インシデントの抑制による医療費の削減と、看護師の精神的負担を軽減し職場環境を改善することを目的として開発。「受動型」の見守りから、AIによる「能動・予防型」へと進化させた。
今後はカメラやスマホ、PCなど端末間の通話機能と廊下・ホールなど共有エリアでの姿勢検知機能を付加するほか、仰向け・横向き・うつ伏せの検知による体位変換と睡眠中に多い褥瘡リスク評価、乳幼児施設での幼児のうつ伏せ寝などの検知機能、生成AIによる看護記録や診療時の診療録の作成機能を開発する予定だ。