善光総合研究所は韓国のNH農協生命保険と介護サービス事業の業務協力に関する協約書を締結した。
協力分野は療養・介護施設の運営、デジタルを活用した療養・介護のための機器の開発・普及・販売や人材の育成、療養・介護関連データ活用事業や共同研究などとなっており、善光総研とNH農協生命両社のノウハウを活かし、介護領域の新たなビジネス開発に共同で取り組んでいくことを検討している。
NH 農協生命は1965 年に総合農協生命共済事業を開始し、農協中央会傘下の共済事業者として営業してきたが、2012年に農業・農村・農業者への安定的な金融支援を目的とする民間保険会社に転換した。韓国国内の生命保険会社としては5番目の規模で、顧客数は240万人(2023 年末基準)。
善光総研は社会福祉法人善幸会が設立した研究所の事業を移管した。スマート介護プラットフォーム(SCOP)の開発や介護アウトカム創出のためのデータ分析研究、介護現場のデジタル化を推進するためスマート介護士資格試験を通じた人材育成事業を進めている。
近年では、介護事業所や地方自治体向けに生産性向上パッケージの提供も進めている。