エアウィーヴは床ずれ防止の観点から従来製品よりも体圧分散性に優れた「エアウィーヴ ウェルネスモデル マットレス T110」を開発し、医療施設・福祉用具貸与事業者向けに受注を開始した。
従来製品に比べ全身の平均体圧値を低くし、一般人よりベッドの上で過ごす時間が長い入院患者にも快適な寝心地を提供する。
優れた体圧分散性を維持しながら、中材のエアファイバーの復元性によって寝返りがしやすく体も沈み込まないため、理想的な寝姿勢を保つことができる。
マットレスの両サイドを硬めにすることで、「起き上がる」「座る」「立ち上がる」といった一連の動作もしやすく、利用者を移動させやすいための介助者の負担も軽減する。
エアファイバーは2層構造で、床ずれ防止を目的とした柔らかめの上層を、硬めのサポート層がしっかり支え、底付き感を解消する。アウターカバーは防水仕様で中材は水洗いできるため、いつも清潔に保てる。
同社が医療従事者60人にアンケートを実施した結果、病院で使われているマットレスについて、患者から「腰がつらい」「寝返りしにくい」「立ち上がりにくい」という声が聞かれていることが分かった。
また、介助者からも「ベッドに腰掛けた際の姿勢が不安定」「ベッド移乗がしにくい」といった声が寄せられた。
病院や介護施設に導入されるマットレスは、「床ずれ防止」が最重要視されているが、体が沈み込んで腰に違和感が出たり、理想的な寝姿勢を保つことができなかったりといった問題があった。
新製品はこれらの問題点を解決するために開発。体全体をしっかり支えるエアウィーヴの特長はそのままに、体圧分散性をさらに追求し、より優しい寝心地を実現した。