災害対策支援にキャンピングカーを貸与 JRVA

2024年 1月 11日

 日本RV協会(横浜市、JRVA)は石川県珠洲市からの要請を受け、能登半島地震の災害対策支援のため、会員企業のキャンピングカー数十台の貸与を決定した。

 これらのキャンピングカーにより、被災地の復興を担う自治体職員と全国各地からの応援職員の宿泊場所となる「RVパーク村」を珠洲市内に設立する。最大120人を対象とし、期間は1~3カ月。今後、他の市町村にも拡大する予定だ。

 キャンピングカーは災害時の災害指令者や医療・介護者の簡易宿泊所など、さまざまな用途で活用されている。現地到着後にすぐに利用できるという大きなメリットがあり、移動が容易なことから、余震を含む急な避難や立ち退きにも迅速に対応できる。

 電気や水、ガスなどの生活に必要な設備を備えているため、災害時でも基本的な生活をすることが可能。トイレとシャワーが整った車両の場合は、衛生的な環境を維持しながら過ごすこともできる。

 就寝スペースも備えているため、エコノミー症候群の予防にも役立つほか、パーソナルスペースが確保されていることから、ストレスや緊張からも解放される。災害時に不可欠な情報収集のための通信も、キャンピングカーの電力を活用することで行える。

 東日本大震災では、キャンピングカーがボランティアの宿泊や休憩の場、災害対策本部の会議スペースとして活用された。

 熊本地震でもJRVAから提供された3台のキャンピングカーが被災者の生活を支援し、医療用のキャンピングカーも用意され、医療活動にも寄与した。

 そのほか、JRVAとして初となる包括連携協定を宮城県栗原市と締結するなど、観光振興と災害対策に関する取り組みも行っている。

 会員企業と自治体との間でも、災害協定の締結が進んでおり、昨年12月時点で、全国で23件の災害協定が締結され、キャンピングカーを通じた災害対策の展開が広がっている。

このカテゴリーの最新の記事

このカテゴリはメンバーだけが閲覧できます。このカテゴリを表示するには、年会費(年間購読料) もしくは 月会費(月間購読料)を購入してサインアップしてください。

車いす利用者の立ち上がり歩行支援機器を開発🆕

 医療用品メーカーのダイヤ工業(岡山市)と有料老人ホーム事業などを全国展開するはれコーポレーション(同)は、車いすを必要とする要介護者が立ち上がって歩行できる「自立支援型サポートギア」の開発を行い、はれコーポレーションが運営する介護施設に導入する。
 
 自立支援型サポートギアは背中のコントローラーが入ったバッグと脚部につける人工筋肉で構成されている。コントローラーは重さが2kgで、介護者が持つ無線スイッチからの入力信号をバッグ内で読み取り…

睡眠解析の見守りシステムを新潟の施設が導入🆕

 社会福祉法人愛宕福祉会(県新潟市北区)は、エコナビスタ(東京都千代田区)の睡眠解析技術をベースにしたSaaS型高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」を採用した。  導入したのは特別養護老人ホーム「大山愛宕の園」全100床、同「坂井愛宕の園」全29床、養護老人ホーム「松鶴荘」全80床、介護付きホーム「木崎愛宕の園」全50床、グループホーム「さかい」全18床、同「きざき」全18床、看護小規模多機能ホーム「さかい」短期入所9床の合計7施設304。...

脳ドック用AIプログラムを徳洲会が導入

 ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップSplink(東京都港区)が開発・提供する脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging」が、徳洲会湘南鎌倉総合病院予防医学センター(鎌倉市)に導入される。徳洲会グループが同プログラムを導入するのは初めて。  Brain Life Imagingは、目視による確認では難しい海馬を解析する。一般的な脳ドックは脳腫瘍・脳萎縮の程度、過去に生じた無症候脳卒中などを測定するが、同プログラムは脳MRIから海馬体積・海馬年齢を測定する。...

転倒転落予測システムを単独販売に FRONTEO

 FRONTEO(東京都港区)は転倒転落予測AIシステム「KIBIT Coroban」の単独販売を開始した。  同製品は電子カルテに記載された看護記録を、自社開発AIのKIBITが解析して入院患者の転倒転落リスクを予測し、転倒・転落の発生する可能性のある患者についてアラートを発報するシステム。  医療スタッフの負担を増やすことなく、従来の転倒・転落リスクアセスメントシートと同等の精度で予測が可能である点が評価され、中規模病院から大学病院まで多様な医療機関で導入されている。...

「スマートベッドシステム」がスマホと連携

 パラマウントベッドの「スマートベッドシステム」とフロンティア・フィールドの医療機関向けスマートフォン「日病モバイル」が6月1日から連携する。  スマートベッドシステムは各センサーから得られた睡眠・覚醒、呼吸数、心拍数などの情報を集約し、ベッドサイドやスタッフステーションの端末に表示する。  また、電子カルテシステムをはじめとする医療情報システムや各種測定機器と連携することで患者情報の一元管理を実現し、医療従事者の記録業務の負担を低減する。  パラマウントベッドは昨年5月からCVC ファンド「PARAMOUNT BED...

1週間無料でお試し購読ができます  詳しくはここをクリック

新着記事は1カ月無料で公開

有料記事は990円(税込)で1カ月読み放題

*1年間は1万1000円(同)

〈新着情報〉〈政策・審議会・統計〉〈業界の動き〉は無料

【アーカイブ】テーマ特集/対談・インタビュー

コラム一覧

【アーカイブ】現場ルポ/医療介護ビジネス新時代

アクセスランキング(4月15-21日)

  • 1位
  • 2位
  • 3位 90% 90%
メディカ出版 医療と介護Next バックナンバーのご案内

公式SNS