歩行アシストロボット「curara」を展開するAssistMotion(長野県上田市)は、福島県南相馬市と連携協定を締結した。
同市内でのウェアラブルロボットの開発や市内事業者を活用したサプライチェーンの構築を促進し、同社とサプライチェーンに参加する市内事業者の企業価値向上などを図る。
具体的には、市内の介護施設と協力し、介護者の負担軽減のための腰サポートウエアと、要介護者の機能回復訓練に活用可能な歩行アシストロボットの研究開発を進める。
また、要介護者などの機能回復訓練の効率化のため、市内介護施設に歩行アシストロボットを提供。体操教室や高齢者向けサロンなど、高齢者向けに市が実施する健康寿命延伸の取り組みに、歩行アシストロボットを活用したトレーニングメニューを提供する。
さらに、腰サポートウエアの実用化に向け、市内事業者を活用したサプライチェーンの構築に努めるほか、縫製や樹脂成型等の分野で市内事業者と連携することにより、販売中の歩行アシストロボットのコストダウンにも取り組む。
市はAssistMotionの開発場所として南相馬市産業創造センターを提供するとともに、市内の介護施設など実証場所を確保する。市内事業者による同社のサプライチェーン参加に向け、マッチングイベントも行う。