タカノは一般的なウレタンクッションにはない柔らかさと安定感のある座り心地の車いす用クッション「タカノクッションMOLA(モーラ)」を発売した。
アウターカバー、インナーカバー、ラテックス層、モールドウレタン層の4層構造となっており、ラテックス層で柔らかく安定感のあり座り心地を、3Dモールド形状のモールドウレタン層で床ずれ好発部位である坐骨と尾骨への除圧を実現した。
アウターカバーが適度に吸湿して臀部の蒸れを軽減することで長時間でも快適に座れ、インナーカバーは防水仕様となっていてクッション本体の汚染を防いでいる。
また、アウターカバーは家庭で洗え、インナーカバーは次亜塩素酸や消毒用エタノールなどの薬品により汚れたらすぐに清拭できる。
クッションの底面は車いすのシートに沿うよう適度な船底形状に、背中側は標準型車いすから最新型の車いすでもフィットするようにはかま形状とした。車いすに合わせて3サイズから選べ、4月にサイズラインナップを追加する予定だ。
新製品は車いすクッションづくり30年のタカノが、作業療法士・理学療法士・リハビリテーションエンジニア・福祉用具専門相談員の意見を聞きながら開発を行い、長野県内にある自社工場で全て製造している。
現在、1週間試用できるデモ機を準備しており、希望者はホームページから申し込むことができる。