住宅設備機器を販売するDOORCOM(東京都港区)は、医療や介護に利用できる見守りモニターを10月26日に発表する。遠隔地から患者の見守り管理を行える室内モニターで、同社によるとこうしたモニターの販売は日本で初めてだという。
医療機器メーカーなどの協力を得て、パルスオキシメーターや人工呼吸器の見守り機など外部機器と連携して、遠隔地からでも心拍数や血中酸素濃度を確認できる機能や遠隔地にナースコールできる機能を搭載した。
コロナ患者の病棟やホテル療養施設などのほか、離れて暮らす高齢者の安否確認用として利用でき、新型コロナの感染が収束していない中で医療施設の負担軽減や、1人暮らしの高齢者宅での活用を目指す。
モニターはインターネットにつながっているため、世界中どこからでもさまざまな管理が行える。WiFi式のスタンド型なので設置が容易で手軽に導入できる。
同社はこれまでインターネット接続に対応した多機能の集合住宅用IPインターフォンを導入販売してきた。IPインターフォンには遠隔地から来客者の応答ができる機能や、マスク検知・体温検知機能を搭載しているモデルもある。
今回、このような技術や既存の室内モニター機器を生かして、医療機器とも連携した見守りモニターを企画した。インターフォンと連携することで、より便利に使うことができる。