厚生労働省は9月6日、武田薬品工業が米国ノババックス社から技術移管を受けて国内で生産・流通を行う新型コロナワクチンの供給に関する契約を締結した。
日本での薬事承認を前提に、早ければ来年初頭から約1年間で1億5000万回分の供給を受ける。
ノババックス社製は組み換えタンパクワクチンと呼ばれるもので、B型肝炎ワクチンなどとして使われてきた。
現在、武田薬品とノババックス社は、追加接種への使用も視野にワクチンの開発を行っており、この中には変異株への対応も含まれている。開発が成功した場合、武田薬品からこのワクチンの供給を受けることもできる。