厚生労働省の調べによると、2020年度の全国の常勤保健師数は3万6161人で、前年度に比べ674人(1.9%)増えていることが分かった。このうち都道府県の保健師は5137人、市区町村の保健師は3万1024人だった。
市区町村は前年度に比べ601人(2.0%)増えた。内訳は特別区が52人増、保健所設置市317人増、市町村232人増で、特別区と保健所設置市の伸びが比較的大きかった。なお、2020年4月に水戸市と吹田市が新たに保健所設置市となっている。
都道府県では本庁に870人、保健所に3717人が所属。市区町村では本庁に1万528人、保健所に3768人、市町村保健センターに1万1707人が所属していた。
年齢別では、都道府県は50歳代が最も多く、次いで20歳代、市区町村では40歳代が最も多く、次いで30歳代だった。
統括保健師は47都道府県すべてに、市区町村では全体の半数程度の868自治体に配置されている。