中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)の第455回総会が4月17日、持ち回りで開催され、新型コロナウイルス感染症の重症患者に人工呼吸器管理などを行った場合、特例措置として評価を2倍に引き上げるとの事務局の提案を承認した。
人工呼吸器やECMOによる管理など、呼吸器を中心とした多臓器不全に対する管理を要する患者への診療評価として、救命救急入院料・特定集中治療室管理料・ハイケアユニット入院医療管理料を2倍に算定できる。
中等症以上の新型コロナウイルス感染症患者については、患者の重症化や他の患者・医療従事者への感染拡大を防ぐための管理評価として、救急医療管理加算の2倍(1900点)の算定が可能となり、人員配置に応じて、追加的に二類感染症患者入院診療加算に相当する加算を算定できる。
また、救命救急入院料・特定集中治療室管理料・ハイケアユニット入院医療管理料と同等の人員配置とした病床で、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れた場合、簡易な報告で入院料を算定できるとした。