上野賢一郎厚生労働相は6日の閣議後の記者会見で、iPS細胞を使った2つの再生医療製品の製造販売を条件・期限付きで承認したことを発表した。iPS細胞製品が実用化されるのは世界で初めて。実際に治療に使われるのは夏以降になる見込みだ。
承認されたのは、大阪大学発ベンチャーのクオリプスによる重症心不全に使用する心筋細胞シート「リハート」と、住友ファーマのパーキンソン病治療用の神経細胞「アムシェプリ」。どちらも京都大学iPS細胞研究財団のiPS細胞を使用している。
上野厚労相は保険収載について、一般に医薬品では薬事承認後、遅くとも3カ月以内、医療材料では保険適用の申請後4~5カ月以内としているが、患者に確実に届くよう「必要な手続きを速やかに進めていく」と述べた。
今後、両社は本格承認に向け、販売後の7年の期限内に患者に使いながら安全性・有効性を検証していくことになる。