厚生労働省によると、介護給付費と自己負担額を合わせた2023年度の介護保険費用の総額は11兆5139億円で、前年度に比べ約3227(2.9%)増え過去最多となった。
介護サービス費は11兆2146億円で、同3066億円(2.8%)増、介護予防サービス費は2993億円で同161億円(5.7%)増えた。
受給者数は介護サービスが566万6500人で同7万4900人(1.3%)の増加、介護予防サービスは124万4600人で同5万9900人(5.4%)増えている。
受給者1人当たりの介護サービスの費用は20万1300円で同0.9%減少した。都道府県別では鳥取県が 22万3100円で最も高く、次いで沖縄県と石川県が 21万4900円。前年度と順位は変わらないものの、費用は鳥取県で600円、沖縄・石川の両県は1200円減っている。
一方、最も少ないのは埼玉県の18万8200円、次いで福島県の19万2500円、千葉県の19万3500円。前年度も最も少なかった埼玉県は、同4000円減少した。