横浜市はフレイルを予防・改善し、多くの高齢者が自立した生活を続けられることを目的に6月から新たな介護予防サービスを南・栄・泉の3区で開始した。
健診データ・診療データ・要介護認定情報またはフレイルチェックシートを活用し、フレイルなどの高齢者を把握する。身体機能や栄養状態、口腔機能の低下が懸念される人に介護予防サービス利用の案内を送付。個人の状態に合わせて医療専門職による介護予防サービス「ハマプロ」の提供などを行う。
フレイルチェックシートは高齢者の健康状態を総合的に把握するために用いる「後期高齢者の質問票」に、横浜市独自の項目を追加して新たに作成した質問票。また、ハマプロはスポーツジムと連携した新しい介護予防サービスのことで、セントラルスポーツとルネサンスに委託して実施する。
スポーツジムに通えない高齢者には、保健師や看護師、栄養士、歯科衛生士、リハビリ専門職などの医療専門職が家庭訪問などを行う。