厚生労働省がこのほど公表した2020年度の介護保険事業状況報告によると、同年度末現在の第1号被保険者数は3579万人で、このうち65 歳以上75歳未満の前期高齢者数が1746万人、75歳以上の後期高齢者数は1833万人だった。
前年度末に比べ、それぞれ20万7000人(1.2%)、3万4000人(0.2%)増えた。第1号被保険者数に占める割合は48.8%、51.2%で後期高齢者の割合が上回り、長寿化が進行していることを示している。
要介護認定者のうち第1号被保険者数は669万人で前年度に比べ13万(2.0%)増。うち前期高齢者は76万人、後期高齢者は593万人で第1号被保険者の認定者に占める割合は、それぞれ11.3%、88.7%だった。
認定者を要支援・要介護状態区分別に見ると、要支援1が96万人、要支援2が95万人、要介護1が140万人、要介護2が117万人、要介護3が91万人、要介護4が85万人、要介護5が59万人となっており、要支援1~要介護2の軽度認定者が約65.7を占めている。