中央社会保険医療協議会総会は7月20日、今年度に実施する中間年の薬価調査を、2020年度と同様の調査期間・対象・客体数で実施するとの薬価専門部会の報告を承認した。
通常の薬価調査は2年に1回行われるが、20年度からその中間年に大手事業者などを対象に調査を行い、市場価格との乖離が大きな品目について薬価改定を行うことになった。
2回目となる今年度の薬価調査では、2年前同様、9月の取引分について、医薬品卸売販売業者の営業所の3分の2、病院の40分の1、診療所の400分の1,保険薬局の120分の1を対象に実施する。
なお、総会に先立って開催された薬価専門部会では、前回の中間年改定の影響が不明な上に、後発医薬品の供給不足が続いていることから、慎重な議論を求める意見があった。