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第38回 クリニックは「総合診療科」を標榜できない

第38回 クリニックは「総合診療科」を標榜できない

■標榜し広告できる診療科の原則
 医療機関が標榜する診療科名として広告可能な範囲は、医療法や厚生労働省令に定められる。
 
 2008(平成20)年に見直しが行われ、原則は①内科、②外科、③〈内科または外科〉+〈臓器・疾病・性別や年齢・医学的処置〉、④単独名称か、単独名称に臓器・疾病・性別や年齢・医学的処置の組み合わせ――の4種とされた。
 
 ③は消化器内科、糖尿病内科、女性内科、老年内科、形成外科などがある。④の単独で標榜できる名称は、精神科、アレルギー科、リウマチ科、小児科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科など18科である。
 
 これら18科に臓器・疾病・性別や年齢・医学的処置を組み合わせた診療科としては…

報酬体系の簡素化など議論 給付費分科会

報酬体系の簡素化など議論 給付費分科会

 9月15日、第224回社会保障審議会介護給付費分科会が開催され、令和6年度(2024年度)介護報酬改定に向けて「地域包括ケアシステムの深化・推進」「自立支援・重度化防止を重視した質の高い介護サービスの推進」「制度の安定性・持続可能性の確保」などを議論した。...

100歳以上の高齢者数9万2139人 厚労省

100歳以上の高齢者数9万2139人 厚労省

 厚生労働省が9月1日時点の住民基本台帳を基にまとめた国内の100歳以上の高齢者数は、9万2139人で昨年から1613人増えた。女性は8万1589人で。全体の約89%を占めている。  100歳以上の高齢者数は、老人福祉法が制定された1963年には全国で153人だったが、81年に1000人、98年に1万人、2012年に5万人を超えた。...

第15回 医療介護連携は「脱・病院依存のケア体制」を目指せ

第15回 医療介護連携は「脱・病院依存のケア体制」を目指せ

 各地の在宅医療・介護連携推進事業の遅れは深刻だと思います。コロナで「それどころではなかった」「多職種で顔を合わせること自体が難しかった」というのはその通りです。
 
 しかし、それを差し引いても、自治体における医療介護連携の課題設定や問題認識は、私の関わっている範囲ではありますが、やや「のんびり」した印象を持っています。
 
 今回は、在宅介護や看取りは「実現できたらいいよね」というレベルの課題ではなく、「どうしてもやらねばならない」取り組みであることを確認したいと思います。その上で、「すぐやるべきこと」を2点指摘します。
 
■病院に依存した地域のケア体制
 在宅医療・介護連携推進事業は、一般的には、地域の利用者からみて一体的なサービス提供体制を専門職間の連携強化によって実現しようとするものです。しかし別の角度から表現すれば…

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アルツハイマー病画像検査の実現へ装置を開発

アルツハイマー病画像検査の実現へ装置を開発

 三菱電機と岡山大学、大阪大学大学院工学研究科は、日本医療研究開発機構(AMED)の支援により、「磁気粒子イメージング装置」を世界で初めて開発した。  この装置を使い、アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドβに結合する磁気粒子を撮影することで、アミロイドβの蓄積量とその分布を測定。アルツハイマー病発症前の画像検査の実現を目指す。...

デリバリーと提携し薬を患者に配送 日本調剤

デリバリーと提携し薬を患者に配送 日本調剤

 全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤は、デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japanとパートナーシップを締結し、即時配送プラットフォーム「Wolt Drive」を活用して、日本調剤の東京都と神奈川県内の18店舗で処方薬の即時配送サービスを開始した。  Wolt...

大学・医学会を中心に「日本睡眠協会」が発足

大学・医学会を中心に「日本睡眠協会」が発足

 大学と医学会を中心に、睡眠と健康の改善を目指す「一般社団法人日本睡眠協会」がこのほど発足した。高齢者や子ども、企業の経営者・従業員などに向けて睡眠や健康などに関する情報を発信するほか、政策提言を行う。...

第9回 武蔵野市がケアマネジャーを大切にしている理由

第9回 武蔵野市がケアマネジャーを大切にしている理由

■武蔵野市ケアマネジャーガイドライン
 2000年(平成12年)4月、介護保険制度がスタートし、介護保険サービスの提供が始まった。これに備えて同年3月までに準備要介護認定を終え、認定者にケアプランを作成した(第8回参照)。ケアプランをつくる介護支援専門員(ケアマネジャー)は、介護保険制度とともに創設された新しい資格職だ。
 
 新しくできたケアマネジャーという専門職は、ニーズとサービス提供、すなわち需要と供給をマネジメントします。社会保険で運営する以上、要介護高齢者の要望や事業者の思惑を全部受け入れてサービスを提供することはできません。逆に、必要なサービスが提供されないこともあってはなりません。
 
 ケアマネジャーには、それら全体を見渡して利用者に最適なケアプランをつくる能力が求められます。ケアプランはサービス提供の設計図であり…

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