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残された課題――内外から医療と福祉を見つめて①

残された課題――内外から医療と福祉を見つめて①

髙橋紘士さんがゲストを招き、医療・介護や社会保障を縦横に語り合います。
今回は、国際医療福祉大学大学院教授の大熊由紀子さんをお招きしました。
【髙橋】 今回は、朝日新聞100年の歴史で女性初の論説委員を務め、現在は医療福祉ジャーナリズム分野で後進を育てておられる大熊由紀子さんと語り合います。(略)認知症を取り巻く状況はこれまでとはだいぶ変わって、認知症の人への理解が深まりつつあると思います。(略)
【大熊】 (略)厚生労働省も2012年に「認知症施策推進5か年計画」、通称オレンジプランを策定します。オレンジプランは「認知症の人は精神科病院や施設を利用せざるを得ない」という考え方を改め、「認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることができる社会」の実現を目指しました。
【髙橋】 政権交代があったから実現した、とも言われました。
【大熊】 ええ。オレンジプランができて、めでたし・めでたし、と思われたのですが、自民党が返り咲き、2015年に「認知症施策推進総合戦略」、新オレンジプランが作られ、方向性が突如変質しました。
 新オレンジプランは、記者発表資料の冒頭では……

高齢者など優先 今季のインフルワクチン接種

 厚生労働省は8月26日、次期インフルエンザのワクチン接種は、65歳以上の高齢者や医療従事者、基礎疾患がある人、妊婦、乳幼児から小学2年生などに優先的に行うことを決めた。65歳以上の高齢者へのインフルエンザの予防接種は、流行阻止の効果は示されていないものの、重症化防止の効果があるとされることから優先する。
 例年、季節性インフルエンザの流行期には……

第2回 認知症のある患者の透析に家族が付き添えない

第2回 認知症のある患者の透析に家族が付き添えない

■せん妄が出て1日で退院させられる
 ある患者さんは、86歳で元看護師の女性。難聴でレビー小体型認知症もある。新田クリニックの外来に通院していたが、最近は訪問診療となった。この方が腎不全となって投薬で治療していたが、クレアチニンが次第に高くなってきた。透析を検討する段階になっても、元看護師で医療知識のある本人は「透析は絶対に嫌です」と拒否していた。
 腎不全は進み、クレアチニンは透析の適用を大幅に超えるような数値となった。全身がむくみ、胸水も溜まり始め、息苦しさも現れている。これは透析しないと命にかかわる段階だ。そこで本人に改めて筆談で尋ねると、ついに「透析を受けてもよい」という答えで、透析病院を紹介した。透析は通常週3回、1回に4時間程度かかり、日帰りで行うが……

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第2回 コロナが訪問事業に落とす影

第2回 コロナが訪問事業に落とす影

 施設におけるクラスターと比べ、訪問介護や訪問看護、ケアマネジメント業務等、いわゆる訪問系での新型コロナウイルス(コロナ)の影響はこれまであまり聞かれなかった。
 ほとんどの施設では、緊急事態宣言下と同様に家族の施設来訪・面会を謝絶しており、変わらず感染のリスクに神経を尖らせなければならない日々が続いている。一方で訪問系においては、利用者、職員やその家族等関係者に陽性反応が出たといった報告が顧問先から幾つか寄せられ、その瞬間はヒヤリとするが、そこへの訪問や出勤を停止することで感染拡大等の事態には至っていない。地域のデイサービスやショートステイが閉鎖することで、ニーズが高まりむしろ多忙になった事業所が多いという印象であった。
■ケアマネが一斉に退職届
 ところが最近、まさにコロナの影響による“大事件”がある事業所で起こった。遠い県外まで新幹線で現地に赴いたが、それは次のような事態であった。
事業所は……

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従業員の体温・血圧記録 通所介護向けに開発

 スカイ(東京都新宿区)は8月24日、介護現場で働く従業員の体温・血圧の記録システム「レコプラ」のリリースを決定したと発表した。同社が開発・販売している通所介護(デイサービス)向けクラウド型介護記録システム「レコセラ」の追加機能・別売り商品として提供する。...

ワクチンは高齢者など優先 新型コロナ分科会

 政府の新型コロナ感染症対策分科会は8月21日、第6回会合を開催し、ワクチンが開発された場合、接種は医療従事者や妊婦、基礎疾患がある人、子ども、高齢者などを優先させるとの考え方を示した。
 具体的には、インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者、妊婦と基礎疾患がある人、1歳から小学校低学年の子ども、1歳未満の子どもの保護者と……

第1回 令和2年の年金改正を振り返り、課題を考える(下)

第1回 令和2年の年金改正を振り返り、課題を考える(下)

■適用対象や受給開始時期を改正
 厚生労働省は、今回の法改正の趣旨について「より多くの人がより長く多様な形で働く社会へと変化する中で、長期化する高齢期の経済基盤の充実を図るため、短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大、在職中の年金受給の在り方の見直し、受給開始時期の選択肢の拡大、確定拠出年金の加入可能要件の見直し等の措置を講ずる」としている。
 いくつかの改正点を説明しよう。まず、短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大である。これは「社会保障と税の一体改革」の枠組みで行われた2012年の年金改革で着手されたものであるが……

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第1回 令和2年の年金改正を振り返り、課題を考える(下)

第1回 令和2年の年金改正を振り返り、課題を考える(上)

■あっさり成立した年金改正法
 今年の通常国会(第201回常会)は野党が会期の延長を主張するなかで、会期の延長は行われず6月17日に閉会した。150日の会期であったが、新型コロナウイルス感染症が蔓延して世の中が騒然としたためか、あるいは東京オリンピック・パラリンピックの開催を想定し政府が提出法案をあらかじめ絞り込んだせいか、国会審議は盛り上がりに欠け、存在感が薄い国会であった。
 この国会における厚生労働省からの提出法案は、労働基準法改正法案、雇用保険法等改正法案、年金改正法案、社会福祉法等改正法案の4本であり、例年よりも少ない提出法案数であった。なお、国会終盤になって……

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新型コロナの5つの疑問について、感染した医師が考えた(下)

新型コロナの5つの疑問について、感染した医師が考えた(下)

疑問2 陽性患者数を減らすことが目標なのか?――新型コロナ対策
――7月以降、陽性者が増え続け、累積患者数は増加する一方です。確かに、感染者数が増えれば重症者や死亡者の数も増えるし、医療機関の病床数も必要になるでしょう。メディアは連日、「今日確認された陽性者数」をセンセーショナルに報道しますが、対策のゴールはこの数を減らすことですか。
■4つのゴールから明確な目標を選べ
 一般社団法人未来医療研究機構の長谷川敏彦代表理事は、新型コロナ対策には4つのゴールがあると指摘する。
第1ゴール…ウイルス絶滅
第2ゴール…集団免疫獲得
第3ゴール…流行期間短縮とピーク抑制
第4ゴール…死亡者数抑制
 第1ゴールは究極の目標だが、最初の発生地である中国・武漢で封じ込めに失敗してパンデミックが起こった今となっては、もはや不可能。人類史上、ウイルスの根絶に成功したのは天然痘だけだ。
 第2の集団免疫獲得は……

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新型コロナの5つの疑問について、感染した医師が考えた(上)

新型コロナの5つの疑問について、感染した医師が考えた(上)

医療福祉経営や医療マネジメント分野から地域医療・地域包括ケアシステムについて論考・発言する武藤正樹医師は今年3月、新型コロナウイルス感染症に感染した。新型コロナをめぐってはまだ不明なことも多く、さまざまな情報が飛び交い、政策も二転三転する。武藤医師にコロナの5つの疑問を聞いた。
疑問1 ちょっと重いインフルエンザのようなものでは?--新型コロナの疫学
――新興感染症である新型コロナについて、どんなことがわかってきているのでしょうか。
 まず、私自身の体験をお話ししたい。私は前任地の都内の大学にいたころ、3月に新型コロナに感染し、昨年12月にはインフルエンザA型(季節性インフルエンザの一種)にもかかった。
■季節性インフルと新型コロナの経過
 昨年12月のある日、外来診療のために出勤したら……

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